【御礼とハイライト】「タニモク」ラボ 第16回meetup「『タニモク』導入×展開ステップ:事例と成功の秘訣」
こんにちは! 「タニモク」事務局です。“社員のキャリアオーナーシップの向上”をテーマに、キャリア対話の機会づくりとプログラム開発を行う共同研究の場としてスタートした「タニモク」ラボ。「Giver精神をもってGiveし合おう」「ラボ内の秘密を守る」「行動しよう(みんなでラボろう)」を守って、タニモクを活用する企業や団体の交流の場になっています。今回は2024年8月28日(水)に開催された第15回「meetup」イベントの様子をレポートします!今回は「『タニモク』導入×展開ステップ:事例と成功の秘訣」です!
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当日(8/28)のハイライト
ラボ会員同士の交流とナレッジ交換を目的とした「meetup」イベント。会員のみなさんが参加しやすいよう「イベント時は出入り自由」「聴くだけOK」で開催しています。
第16回は、「『タニモク』導入×展開ステップ:事例と成功の秘訣」がテーマ。今回のハイライトは2点!
タニモク導入の成功ステップ
失敗事例からの学び
「タニモク」を自分の会社にも導入したいけど、どうしたらいいのか分からない!という方は、これらのポイント押さえると、実際の導入に役立てることができます。早速詳しく見ていきましょう!
タニモク導入と展開ステップ
タニモクの導入には大きく3つのコツがあります。
1:「材料」を用意すること。
材料とは社内の説得材料です。説得材料で大事なのは4つ
① 社員の声
実際に導入した会社の社員の反応を伝えることで、どのような変化があるのかがわかります。他社の成功事例や社員のフィードバックが参考になるでしょう。
② 月1回公式イベントに参加、体験から理解を深める。
説明だけでは伝わらないな…と思う方は、導入担当者とともに無料の公式イベントに参加してみてください。担当者に体験いただくことで導入がスムーズに進みます。
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③ 「タニモク」コンセプトブックを活用する
ラボ会員となっている方には、「タニモク」のコンセプトブックを配布しています。
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④ 「タニモク」法人ページの内容を活用する
8月に新しくオープンした「タニモク」の法人向けサイト。こちらにはキャリアメンタリングがなぜ必要なのか、どう効果があるのかが書かれています。
▼タニモク法人向けサイト
2:「やりやすい場所」から始めること
いきなり大きな場で始めるのではなく、小規模な実施を通じて効果を実証します。この段階で得られたデータやフィードバックを基に、次の展開ステップを計画します。
▼パーソルキャリアの経営合宿での「タニモク」
3:「効果」を継続的に集めること。
データを取り、実施の効果を証明することで、より多くの人々に理解と支持を得ることができます。例えば、定期的なアンケート調査やフィードバックセッションを行い、導入の効果を数値化し、社内に報告します。導入の効果を広く認識してもらうことで、他のことでも「タニモク」を活用しやすくなります。
タニモク導入の成功事例「パーソルキャリア」
当社、パーソルキャリアの例を見てみましょう。
まずは、社員の声を集め、効果を実証したことが挙げられます。
具体的には、初めは個人のコミュニティからスタートし、その後ダイバーシティ研修や中途入社のオンボーディング、経営ボードでの活用まで広がりました。
これにより、対話機会が増え、組織全体での理解と支持を得ることができました。
また、対外的な評価を得るために、キャリア支援や心理的安全性向上のアワードに積極的にエントリーし、社内外での認知度と評価を高めることができました。
さらに、タニモクを導入した結果、社員同士のコミュニケーションが活発化し、部署間の壁を越えたコラボレーションが増加しました。これにより、新しいアイデアやプロジェクトが次々と生まれ、組織全体の生産性が向上しました。また、社員一人ひとりが自分のキャリアについて深く考える機会が増え、自発的にスキルアップや目標達成に取り組む姿勢が見られるようになりました。こうした積極的な取り組みが評価され、外部のアワードでの受賞もあり、会社全体のブランドイメージ向上にも寄与しました。これらの成功事例は、他の企業にとっても非常に参考になるポイントであり、タニモクの有用性を証明するものといえるでしょう。
タニモク導入の失敗事例と学び
一方で、タニモク導入に失敗したこともあります。その原因を2つ紹介します。
1.目的があいまい
1つ目は、目的があいまいであったことが挙げられます。目的がわかっていないと効果がわかりにくいだけでなく、期待値とのずれが大きくなりやすいです。よって、「タニモク」を導入する場合「業績目標の設定」「チームビルディング」「コミュニケーションスキルアップ」など、何のために導入するのかという目的を定める必要があります。また、業績目標のブラッシュアップなどを目的にしていても1回ですぐに効果が見込めるわけではありません。そこで、1回の「タニモク」で得られる効果の期待値調整をすることが大事です。
2.ファシリテーションを台本通り、進めすぎる
もう1つは、ファシリテーションが台本通りに進めすぎたことです。もちろん台本の流れは大事なのですが、目的に応じて柔軟にカスタマイズすることが重要と言えます。カスタマイズの例を3つ紹介します。
① 言葉を変えてみる
学生から社会人になりたての社員であれば、「目標」というと硬すぎて想像ができないケースがあります。そのような場合「1年後の理想の姿を考えてみよう」と柔らかく表現することで自分ゴト化しやすくなります。
② 絵ではなくライフラインチャートを用いる
関係構築が必要な中途入社研修などですと、社内の自分の立ち位置がまだわかりきっておらず、目標を立てることが難しい場合もあります。そういったときにはライフラインチャートを用いて、「今までのキャリアでやってきたこと」「自分のモチベーションが上がったこと・さがったこと」などをまとめてもらいましょう。人となりが伝わることで、関係構築がしやすくなります。
③ 時間のメリハリをつける
新人研修などでは時間を取りすぎたためにふざけ始めてしまったり、脱線してしまったり、という事例もありました。ファシリテーターがワークショップをよく見ることで、間延びせずに対話が進むように時間を調整しましょう。
これらの失敗事例から学び、目的を明確にし、柔軟にワークショップを展開することで、より効果的な導入が可能になります。1度失敗してしまっても、そこから得たフィードバックをもとに、導入プロセス全体を見直し、改善点を洗い出すことで、次回の導入がよりスムーズかつ効果的に進むようにすることもできます。こうした取り組みを繰り返すことで、タニモクの導入が成功し、組織全体の成長に寄与することが期待できます。
まとめ
今回は、タニモク導入の成功事例と失敗事例を共有しました。皆さんもこれらの事例を参考にし、自分の組織でのタニモク導入を検討してみてください!
「まずは体験してみたい」という方は月1回の無料公式イベントへ!過去参加した方の再度参加もOKですよ!