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「タニモク」ラボキックオフ! 実践から学び、プログラムをつくるコミュニティがスタート!

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
イベント ▶マニュアル ▶目次 ▶活用事例

こんにちは!「タニモク」編集部です。
「タニモク」プロジェクトの新たな取り組みとして設立された【「タニモク」ラボ】。
2023年3月23日(木)には会員の皆さまにご参加いただき、キックオフイベントを開催しました。
今回は改めて「タニモク」ラボの趣旨や活動内容をお話しするとともに、キックオフイベントの様子をご紹介します。

「タニモク」ラボ設立の想い

「タニモク」ラボとは

「タニモク」ラボとは、【"社員(学生)のキャリアオーナーシップの向上"をテーマに、ナレッジ共有と新たなプログラムをつくる共同研究の場】です。

(※キャリアオーナーシップ:一人ひとりが『自らのキャリアや将来に向けてどうありたいか、いかに自己実現したいか』を意識し、行動していくこと)

お陰様で、「タニモク」のワークショップはキャリアを考えるきっかけづくりとして、さまざまな組織で「オンボーディング」や「社員合宿」「キックオフ」「1年の振り返り」などにご活用いただいています。

しかし、そうした場で得られた知見が組織同士で共有される機会が少ないという課題もありました。皆さんにナレッジを還元する機会を増やし、よりよいプログラムをいっしょに研究開発していきたいーーー「タニモク」ラボはそのような想いから生まれました。


「タニモク」ラボで目指す世界

現在行われている「タニモク」の活用事例をプロットしてみたところ、「入社時」から「キックオフ」、「●年目研修」というように、定期的に「タニモク」を実施いただけることがわかりました。その他、「ダイバーシティ研修」や「コミュニティ」でも活用されています。

そこで、「タニモク」の対話の型が標準的なメソッドとして組織に浸透することで「将来の目標を考える」機会が増え、行動する支援の輪が広がり、結果、「はたらくオーナーシップとパフォーマンスが向上する」という世界を目指したいと考えました。


コンセプト

そうして生まれたコンセプトが、【キャリア・メンタリング・ネットワーク】です。
「キャリア対話」や社員同士の「関係性」に課題を持ちながらも、優先的に取り組めていない企業も多いのではないでしょうか。

「タニモク」は、社員同士のキャリアや今後の目標を話す機会をつくることによって一人ひとりのキャリアオーナーシップを支援し、参加者同士の関係もできることで組織とチームのパフォーマンス向上に貢献しています。現場が自走して進めることもできるため、ラボを中心として、「タニモク」の活用の輪がさらに広がることを目指していきます。


「タニモク」ラボの活動内容

「タニモク」ラボの会員になっていただいた方にご提供するものを、3つご紹介します。

①研修用途に合わせた「タニモク」フォーマット/台本の無償提供

現在、非会員の方には、汎用性の高いフォーマットを、実施メンバーや活用シーンに合わせて自由にカスタマイズしていただいている状態です。ラボ会員の方には、「ダイバーシティ」「オンボーディング」など、研修の用途に合わせたフォーマットや台本を無償提供します。カスタマイズに時間と手間をかけることなく、「タニモク」を実施していただけます。


②「タニモク」ラボ会員企業/団体社員限定の「タニモク」ワーク

『人事同士で「タニモク」をやりたい』『ネットワークの機会がほしい』というニーズにお応えして、ラボ会員企業/団体限定の「タニモク」を実施します。こちらの「タニモク」は、キャリアに悩んでいる自社社員に対して『違う観点の意見も聞いてみたら』とご紹介いただくことも可能です。参加メンバーを限定することで、より具体的なテーマ設定で「タニモク」を行うことができます。


③会員限定のナレッジ共有会/研究会の参加権

会員限定のナレッジ共有会では、ナレッジを共有しながらよりよいプログラムをいっしょにつくっていけたらと考えています。人事同士の新たなつながりを生むきっかけにもなれば嬉しいです。


活動の全体像ですが、まずは「タニモク」を実践し、アンケートで工夫したことや改善点、次回挑戦したいことなどをご回答いただきます。そして、ナレッジ共有会でシェアいただいた学びを、再び現場で活かしていただく―――そのサイクルの繰り返しです。

「タニモク」ラボ事務局では、それらをもとに現在「1.0」となっているプログラムのバージョンを1.1、1.2…2.0と、アップデートしていき、よりよいプログラムの開発を目指していきます。


その他

「タニモク」を提供しているパーソルキャリアでは、現在以下の実証実験を行っており、今後はその実証データも共有していく予定です。

●マッチングロジックの検証
『「タニモク」でグループを組む際、条件をもとにマッチングをすると効果があがる』ということがわかってきています。実際、パーソルキャリア内では、働く意欲や女性の管理職着任意向などが上昇。「タニモク」ラボでは、その理由やロジックの検証データを共有し、将来的にはツール提供も行えたらと考えています。

●対話モデルの検証
「タニモク」の効果を左右するのは、「グループのメンバー」ではなく「最初の問いかけ」だということも判明しつつあります。ラボでは『対話の流れや構造が重要』という仮説をもとに、よりよい対話モデルを検証していきます。


大切にしたいこと

「タニモク」ラボでは、次の3つを大切にしていきたいと考えています。

まずは、Giver(与える)精神を持つこと。「タニモク」は、前向きにはたらく人を増やすための支援活動の一環です。Taker(奪う)的な発想では、よいものは生まれません。また、ラボの活動ではマナーやモラルが重要です。お互いが配慮しながら、よりよいものを生み出していけたらと考えています。

さらに、実際に行動しないと、わからない部分も多くあります。前進し、実践知を高めるためにも、「みんなでラボろう」を合言葉に、お互いの背中を後押ししながら行動することを心がけたいと思っています。


「タニモク」ラボのオンボーディングツール

「タニモク」ラボでは、現在「オンボーディング用」の資料をフォーマット化しています。ラボ会員限定で、以下の資料がダウンロード可能です。

●ワークタイムテーブル/ワーク備品
●オンボーディング用質問例
●オンボーディング用「タニモク」ワーク映写スライド
●「タニモク」の告知文面
●ライフチャートのワークシート

オンボーディングという特性に合わせて、「ライフラインチャートを使用する」「主人公(目標をたててもらう人)がたてた目標に対してフィードバックを行う」「単発で終わらせずに継続支援する」などの工夫がされています。


今後のスケジュール

今後は、2~3カ月に1度の「ナレッジ共有会」と「各社・団体での実践」のサイクルを回していきたいと考えています。各研修に合わせたフォーマットも随時実践できるよう準備中です。7月以降は会員の皆さんの意見やアイデアを受けながらスケジュールを考えていき、毎年1月に開催している「タニモク」フェスで活動内容やナレッジを共有します。

その他、公式「タニモク」では、ご相談を受け付けたり、ファシリテーターの育成支援を行ったりしていきます。インプットの機会としてもご活用いただければと思います。


「タニモク」ラボ会員にご登録ください!

キックオフに参加いただいた皆さんからは「ラボ活動を楽しみにしていました!」「このような話を聞きたかったです!」「ラボりたいです!」などの温かいコメントをたくさんいただきました。中には、『本日の午前中に職場「タニモク」をやっていました』という方も。

「タニモク」ラボでは、組織の枠組みを超えて成長を後押しし合えるネットワークづくりを通して、組織と個人の活性化をお手伝いしていきます。

興味を持っていただけた方は、以下のリンクからご登録をお願いいたします。
みんなでラボりましょう!


「タニモク」についてもっと知りたいと感じた方は、公式ホームページもご覧ください。
定期的に専任のファシリテーターが実施する「タニモク」を開催しているため、興味をもった方はぜひ体験してみてくださいね。