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ピアコーチング効果も見込める「タニモク」。リモート時代のチーム育成

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
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こんにちは!「タニモク」編集部です。

最近、組織開発で「ピアコーチング」に興味をもつ人事担当者の方のお話をよく聞くようになりました。リモートワークが浸透し、組織の関係が希薄化。中途入社や異動も含めて社員同士の関係性の向上やチームビルディングに取り組む企業が増えてきたと感じます。

また、中間管理職の業務の増加で、メンバーのキャリアや成長支援が行き届いていないという実態もあるようです。

実は、「タニモク」事務局にもこうした社員同士で成長を支援しあう関係づくりについて相談をいただくケースが増えてきました。そこで今回は、「タニモク」でできるピアコーチングとそのポイントについてご紹介します。


ピアコーチングとは?

ピアコーチングは、同僚、同輩、同級生、仲間、友人など、対等者と行うコーチングのことです。従来のコーチングは上司と部下との上下関係で行われることが多く、コーチングを受ける人が力関係によって本音で話せないという弊害もありました。一方でピアコーチングは同僚や仕事仲間などフラットな関係で行われることにより、本音で話しやすくなります。そのほか、組織間の情報も共有されるので、自組織以外の業務にも目を向けることで視野が広がるなど、メリットもあります。上下関係の弊害については、こちらの記事も参考にしてみてください。

同僚や仕事仲間で相手の話を聞き、質問し、内容をすべて受け止めて、肯定的な目標提案を行う他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」も、こうしたコーチングの仕掛けを用いていますので、その効果は多々実感しています。

余談になりますが「タニモク」はピアコーチングの仕組みを用いてはいますが、ピアコーチングとは言っていません。キャリアメンタリングという言葉を使っています。これは、コーチングが相手に対して具体的なアドバイスや経験を伝えることを行わないのに対して、メンタリングではメンティ(相談者)に対して、メンターが過去の経験を伝えたり、アドバイスを行ったりするものだからです。

「タニモク」のワークでは相手の立場になって目標や行動提案を行うことから、ピアコーチングの構造を採用していますが、キャリアメンタリングという独自の言葉を使っています。


ピアコーチングの課題と「タニモク」だからできること

ピアコーチングも「タニモク」によるキャリアメンタリングも、一人ひとりが自分の可能性を発揮し、充実したはたらくを実現する手助けになるものです。しかし、ピアコーチングの導入には難しさもあります。

【ピアコーチング導入における課題】
1)メンバー間のコーチングスキルにばらつきがある
2)導入コストが掛かる
3)手軽さに欠ける

一つ目は、メンバー間のコーチングスキルにばらつきがあることです。お互いを知るためには傾聴スキルや質問スキルなどコーチングに必要なスキルがあることが前提ですが、一朝一夕で身につくものではありません。そのため、導入に際してまずはメンバーの「コーチングスキルの向上」といった教育が必要になります。

二つ目は、導入コストが掛かることです。一般的に、コーチングの体験によって変化を実感できるのは複数回実施した後になります。そのため、コーチングの導入には中長期のサポートが必須になります。効果を実感できるまでに数カ月から1年という長い目でみていかなければならないため、導入コストという観点から「なかなかコーチングに投資できない」という声も聞きます。

三つ目は、手軽さに欠けることです。導入コストの懸念にも近いのですが、コーチングスキルの教育、コーチとコーチングを受ける人のマッチング、その後のサポートなど、導入だけでなく運用していく担当者の工数も大きくなりがちです。

こうしたピアコーチングにおける3つの課題を、「タニモク」ならば解消できます。

【ピアコーチング導入における課題を「タニモク」が解消】
1)メンバー間のコーチングスキルにばらつきがある → 対話の型が整っている
2)導入コストが掛かる → オープンソースとして無償で提供
3)手軽さに欠ける → 台本や映写データがあり、メンバーの自発的なワークに発展しやすい

一つ目のスキルのばらつきですが、「タニモク」は、聴く(傾聴する)、観察して質問する、相手を否定せず、肯定的に提案するという一連の「対話の型」が整っているため、ゴールが大きく逸脱することがありません。

二つ目の導入コストについても、「タニモク」はオープンソースとして無償で提供されています。台本も映写データもダウンロードできるので、導入コストの負担もありません。

三つ目の手軽さにおいても、「タニモク」なら心配ありません。台本や映写データがある「タニモク」は、担当者同士で実施し、効果を実体験できるなど、体験を通して導入可否を判断しやすいというメリットがあります。また実際に体験した人がそのよさを実感し、現場で「タニモク」が受け入れられると、メンバー同士が自らチームを組んで開催が進みます。このような軌道に乗ると、ワーク自体が人事担当の継続的なサポートから離れ、自発的な活動へと発展するのです。

このような観点から、「タニモク」はピアコーチングではありませんが、社員同士の関係性向上と前向きにはたらくことを支援するプログラムであると言えるのではないでしょうか。まずは「タニモク」のキャリアメンタリングからお試しいただけたらうれしいです。

「タニモク」を提供するパーソルキャリア株式会社でも、「タニモク」と、たてた目標を社内でサポートしあうコミュニティ「モクサポ」の活動を通し、社員同士がつながり、お互いの成長を支援しあっています。詳細については以下の記事をご覧ください。

一緒に「タニモク」しませんか?

最後にひとつご案内があります。パーソルキャリア株式会社では、毎月1回「タニモク」を体験できるイベントを開催しています。「タニモク」未経験の方も大歓迎です。もしご興味がある方がいましたら、こちらのイベントでまずは「タニモク」をご体験ください!

「タニモク」の台本や映写資料は、公式ホームページよりすべて無料でダウンロードできます。
友人同士や組織で「タニモク」を実施したいという方は、マニュアルをチェックしてみてください。
実際に「タニモク」を体験した後は、「#タニモク」をつけて感想を発信していただけたら嬉しいです。みなさんの投稿も楽しみにしています!

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