最良のメンターを見つける「タニモク」の活用方法
こんにちは!「タニモク」編集部です。
他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」を開催していると、個人の方から相談をいただくことのひとつに「良きメンターの見つけ方がわからない」というお話があります。今は、キャリアも生き方も人それぞれで一人ひとりが自らの意思で決め、行動しなければならない時代です。正解がない中で自身の経験のシェアや悩みに対してアドバイスをくれる「メンター」の存在がいることは、人生をより良くするためのひとつのポイントのように考えられます。
そこで今回は、「タニモク」開催を通して思う「メンターの見つけ方」についてお話します。
良いメンターとはどんな存在か?
メンターは、メンティの課題や悩みに対してアドバイスや経験を伝え、解決に導く存在です。豊富な知見や経験をシェアすることで、課題解決のスピードをグッとあげたり、背中を押して勇気を与える存在でもあります。では、良いメンタリングにはどういった条件があるのでしょうか。「タニモク」を通してメンター/メンティの関係になった方に聞いてみると以下に挙げられるポイントがありました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【ポイント1】メンター/メンティ同士で、信頼関係が結ばれている
当たり前のようですが、メンター/メンティの関係は、信頼関係があってこそのものです。メンターはメンティがしっかりと言葉を受け止め、行動してくれるから自身の経験と知見を余すことなくシェアしてくれます。メンティも信頼あるメンターの声だからこそ、厳しい言葉も受け止めてアクションに移すことができます。そのため、メンタリングの関係において「信頼関係」は絶対条件になります。
【ポイント2】メンティ側がメンターをしてほしい方に依頼をしている
メンタリングは「メンティがメンターをしてほしい人に直接依頼をする」ことから始まります。自分の悩みや課題に対して解決できる信頼のおける方に直接依頼することは、「自分自身の悩みや課題の整理」「なぜ、メンターをしてほしいのか」など、伝えるべきことが出てくるのです。相談されたメンター側にとっても自分であるべき理由や相手の背景を理解することができ、お互いの距離を縮める共通項も見出せることでしょう。実際にメンタリングを始めた方に聞いてみると、してほしい人に依頼をすることで「モチベーションがあがりますし、メンターの言葉もより自分の中に浸透していった」とメンティの方はお話しされていました。
【ポイント3】メンター側は自身の利益でなく、ボランタリーでメンターをしている
メンター側が自分の利益を考えず、メンティに接することも大事なことです。でも「メンター側にもメリットがないと相談に乗ってくれないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。実際にメンター経験を持っている方に尋ねてみると「自分自身の知見やスキルの棚おろし」「メンティの知見など、新たな学び」「信頼関係がつながることによる人紹介」などの声が聞こえます。メンターは決して利益を見越して動いているわけではないのですが、実際には自分にとってのメリットにつながることが多いようです。
「タニモク」で出会える、メンターの見つけ方
より良いメンタリングを行うため大切なのは「信頼関係があり、メンティ側から依頼をすること。また、メンターはボランタリーでメンタリングをしてくれる関係」ということは、ご理解いただけたのではないでしょうか。
でもこう聞くと、グッとハードルが高く感じてしまいます。ところが「タニモク」を通してメンター/メンティの関係をつくった方がたくさんいるのです。その関係の築き方を紹介しましょう。
1.「タニモク」に参加して、経験やスキルをもった方を探してみる
グループワークで一緒になる方の中に、メンターになる可能性がある方がいるかもしれません。また公式「タニモク」にはオンラインで参加されるビジネス経験豊富な方もたくさんいらっしゃるので、自分に合う「メンター」の方が見つかるかもしれません。参考までに、パーソルキャリア株式会社が月1開催する公式「タニモク」の参加者プロフィールを紹介します。
2.メンター候補の方に依頼をする
メンターになってほしい方が見つかったら、ぜひ何回か個別で「タニモク」を開催してみてください。定期的に振り返り、目標をたて合うことで、背景や悩みなどがストーリーとしてシェアされるので、互いの理解が深まります。また、メンター/メンティの関係になるには、相性も重要になるので、複数回の個別「タニモク」で相性も試してみるといいでしょう。問題ないと思ったら「メンタリングしてほしい背景」「●●さんにお願いする理由」を添えて、メンターの依頼をしてみてください。
3.最初は定期開催。徐々に気になったら開催へ
最初は1カ月に1度など、定期的にメンタリングを実施するのがいいでしょう。悩みや課題解決できることが増えたら、徐々に不定期開催に。気になるタイミングでお互いに「メンタリング」の依頼を投げるようにすれば、双方にとって重くない関係が続くことでしょう。
「タニモク」を開発/主催するプロジェクトリーダー三石も実は「タニモク」をキッカケにしてメンターが見つかった一人です。こちらにその内容についての記事があるので、ぜひご参照ください。
パーソルキャリア株式会社が主催する公式「タニモク」には、全国からたくさんのビジネスパーソンが参加します。ぜひ、こうしたメンタリングに興味がある方がいましたら、ぜひ公式「タニモク」にエントリーしてください。