「タニモク」は、人生100年時代の行動戦略ツールです
ベストセラーになった「LIFE SHIFT」を読んだ方や、これから読みたいという方もいるのではないでしょうか。実は「LIFE SHIFT」の続編、「LIFE SHIFT2」と「タニモク」には、共通する内容があるんです。今回は、「LIFE SHIFT2」で紹介している人生100年時代の行動戦略と「タニモク」が伝えたいメッセージをご紹介します。
「LIFE SHIFT2」と「タニモク」
東洋経済新報社が出版する「LIFE SHIFT」では、現在50歳未満の日本人は100年以上生きる時代を過ごす可能性が高いと紹介しています。これまでの人生想定は、学びを中心とした学生時代、20代以降の労働中心時代、60代以降のセカンドライフ時代の3ステージと考えることが一般的でしたが、人生100年時代では60代以降の長い人生にも目を向けています。「LIFE SHIFT」の続編、「LIFE SHIFT2」は、100年に1度の変革期を生き抜く知恵として、日本人の不安に応えた内容です。
一方で、「タニモク」は3~4人で1組になり、参加者同士で目標をたてあうワークショップ。「私があなたなら、こんな挑戦をするかな」といった会話から、自分の活かし方や伸びしろをを見つけてもらいたいという思いを込めています。
「LIFE SHIFT2」の内容と「タニモク」が伝えたいメッセージ、実は親和性がとても高いんです。
人生100年時代の行動戦略
ここからは、「LIFE SHIFT2」で紹介する人生100年時代の行動戦略を、「タニモク」で伝えたいメッセージとともにご紹介します。
1.先手を打つ
これからは変化の時代。同じことを続けていくこれまでの時代とは違って、世の中の変化からは逃れられないといえるでしょう。ここで大切なことが先手を打つこと。変化を待つだけではなく、自分から行動を起こすことが重要です。相手が変わってくれることを待つよりも、まず自分が変わることで、相手も変化するきっかけになるかもしれません。
2.将来を見据える
次に、将来を見据えた考え方や行動をとること。現在の自分の行動は未来への投資と考え、目先の物事に安易に飛びつかないことも大切です。将来を見据えて慎重に選び、行動することが未来の自分を作っていくんです。
3.「ありうる自己像」を意識する
人生が長くなるにつれ、さまざまな選択肢が生まれます。その中には、自分しか知らない選択肢だってたくさんあるでしょう。一人ひとりにはたくさんの可能性があります。「ありえない」と決めつけず、「ありうる」ことを意識してみましょう。自分にはこれしかできないと視野を狭めないことも大切です。
4.可変性と再帰性を意識する
変えられないと思っていたことは、本当に変えられないことなのか別の視点から考えてみるのもよいでしょう。変化を起こす行動は後に自分に戻ってくることを意識すると、今後の考え方や行動を変えるきっかけになることもあるんです。将来、広い選択肢をもっておくためには、今の行動が大切だということを忘れないでください。
5.移行を受け入れる
ここまでお伝えした内容を意識し、行動するためには、移り変わりを受け入れることが重要です。しかし、急な変化を受け入れることは大変だと感じる方もいるでしょう。周囲や自分自身の変化に戸惑いを感じることは自然なことです。変化していくことに少しずつ慣れていけばいいんです。
行動戦略を考えるツールとして「タニモク」も
「タニモク」は、他人から目標をたててもらうワークショップですが、最終的に自分の言葉に置き換えて目標設定を行います。自分では思いつきもしなかった発想やアイデアに気づきを得て、変わっていくことへチャレンジするきっかけになるでしょう。固定観念に囚われることなく、さまざまな選択肢をもち、考えや行動を自分自身で決めることが大切だと紹介する「LIFE SHIFT2」と共通します。また、「タニモク」で目標をたてあったメンバーは引き続き、あなたの目標をサポートとなる仲間になっていくはず。「LIFE SHIFT2」でも強調されている人生の大切な「人と人のつながり」を生むきっかけにもなります。
これからの時代、自分らしく暮らしていくためには自ら選択し、行動することが必要です。「タニモク」編集部は一人ひとりがもつ可能性を信じています。不安な方もいるかもしれませんが、そんな時は自分の個性や強みを認識し、未来へつなげる行動戦略ツールとして、「タニモク」も体験してもらえると嬉しいです。