【活用事例】視野を広げてはたらくことを楽しむ『「ライフ×ワーク」と「タニモク」』
こんにちは!「タニモク」編集部です。
noteでは「タニモク」のワークショップを実施された方々にインタビューを行い、活用シーンや得られた効果などをご紹介しています。
今回お話を伺うのは、「株式会社はたらクリエイト」のCEmO(チーフエンパワメントオフィサー)高木さん。スタッフの8割が子育て中の女性という組織で、「タニモク」を実施した理由や工夫したポイントについてお話しいただきました。
実施企業と参加者
実施目的
高木さん:「タニモク」のワークショップを行うことになったきっかけは、パーソルキャリア様から「タニモク」に関するnote記事作成のご依頼があったことでした。「タニモク」のプロジェクトリーダーである三石さんとのミーティングの際、チーム内で『記事作成の前に「タニモク」を体験して内容を深く理解したい!』との声があがり、三石さんにファシリテーターを務めていただき弊社でも実施することになりました。
ー「タニモク」のワークショップに期待することは何でしたか?
高木さん:私たちの会社は、『はたらくをクリエイトすることで仕事を楽しむ人を増やす』をミッションに掲げています。スタッフが「タニモク」のワークショップに参加し、「新たな選択肢を得る」「やりがいを見出す」「モヤモヤした状態から抜け出す」ことで、はたらくことをより楽しんでくれたらいいな、と考えました。
また、社内にはもともと「目標管理同好会」という、自分で決めた目標を達成するために計画や時間管理、振り返りを行う有志の活動があったんです。「タニモク」のワークショップは、この目標管理同好会の後押しにもなるのではないか、という期待もありましたね。
実施前に感じていた課題
高木さん:「どうしたらスタッフが仕事を楽しめる環境をつくっていけるか」ということは日頃から意識していました。約120名のスタッフのうち、8割が子育て中の女性です。仕事、家事、育児と、日々さまざまなタスクを抱える中で、それぞれが自身のキャリアや働き方、ワークライフバランスについてモヤモヤを感じることは多かれ少なかれあると思います。でも、それをアウトプットする場や機会を設けるのは、日々の業務の中では難しいこともある。「タニモク」を通じて「アウトプットをする一つの機会になれば」「モヤモヤをリソースにして、一歩踏み出すきっかけになれば」という想いがありました。
参加者を募る際、アンケートフォームに「参加への熱意」を5段階で答えてもらったんですが、大半が4または5と回答していて、「タニモク」への期待値の高さが伺えましたね。
実施内容
高木さん:当日は、三石さんにファシリテーターを務めていただき、公式のタイムテーブル通りに行いました。業務時間に行ったので、1グループ3名、2時間の枠の中で実施しました。開催時期が12月半ばということもあり、テーマは「2021年の目標」に。私もサポート役として各グループの様子を見ていましたが、皆さん仕事の進め方や自分のキャリアのこと、ワークライフバランス、子育てのことなど、さまざまなことを話していましたね。
「タニモク」で得られた効果
高木さん:ワークショップ後に実施したアンケートでは、「自分を見直すきっかけになった」「自分の考えを整理できた」「自分では思い付かない気付きがあった」との声が多くあがりました。「次回があったら参加したいですか?」の質問には、ほぼ全員が「参加したい」と回答したんです。中には「違うメンバーともやってみたい」「業務時間外での開催でも参加したい」という声もあり、ワークショップの満足度の高さと、ニーズを感じました。
アンケートの中には、「今回同じグループだったメンバーで、数カ月後に話をする機会をつくりたい」「今日のその後を、年明け頃にランチをしながら振り返りたいねと話した」などの感想も多数あって、「同じ職場のスタッフ」というだけでなく、「目標を応援しあえる仲間」という一歩踏み込んだ関係性に発展してくれたことも嬉しかったです。
開催時に意識したポイント
高木さん:私たちの会社は、長野県内に2つの拠点があります。また、パートナーの転勤やライフスタイルにあわせてフルリモート勤務や在宅勤務をしているスタッフもいるため、就業場所に関わらず参加ができるよう、オフィスの会議室も使用しつつオンラインで開催しました。
ーグループ分けはどのように行いましたか?
高木さん:1つのグループが同じ拠点で固まらないようにしたり、同じ拠点でも案件が違うメンバーでグループを組んだりと、日頃関わることが少ないメンバー構成になるように工夫しました。また、スタッフの性格をある程度把握できていたので、全員が話しすぎたり受け身になりすぎたりしないように、グループ全体の対話バランスも意識しましたね。
それから、お子さんの風邪などで当日の欠席者が出ることを想定して、事前に私ともう1名をサポートメンバー(補欠要員)に設定しておきました。
参加者の声
高木さん:ポジティブな刺激を受けたメンバーが多く、否定的な意見は一切なかったです。アンケートの感想もそうですが、「タニモク」ワークショップを終えた後の皆さんの表情が明るくなっていて、体験の場を作れてよかったと思いました。
担当者コメント
高木さん:「タニモク」のワークショップを実施していただいて半年が経ちますが、参加したメンバーから「またやりたいです」と言われたり、参加できなかったスタッフから「次はいつやるんですか?」と聞かれたりすることが多いんです。自分の考えや行動を前向きにしたい、自分の未来をよりよくしたいと考えるスタッフが大勢いることが嬉しいですね。
前回は残念ながら業務時間の調整が可能なスタッフしか参加できなかったので、いずれは会社全体の取り組みとして、スタッフ全員で開催したいです。定期的な振り返りの場を設ける仕組みも模索しています。今後も「タニモク」を始めとした取り組みを行いながら、「はたらくことを楽しむ」ことのできる環境を創り出していきたいです。
「タニモク」編集部より
高木さん、お話しいただきありがとうございました。アウトプットの機会としてだけでなく、視野の拡大や関係性の構築にもお役にたてたことがお話やアンケートの回答から感じ取れ、とても嬉しく思います!
短時間のオンライン開催という工夫は、リモートワークの普及などで社員間のコミュニケーションがなかなか取れないという企業の方や、コロナ禍で友人と会う機会が減ってしまったという個人の方にも参考になるのではないでしょうか。
noteでは、今後も「タニモク」体験記事や活用事例などをご紹介していきます。
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