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【活用事例】視野を広げてはたらくことを楽しむ『「ライフ×ワーク」と「タニモク」』

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
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こんにちは!「タニモク」編集部です。

noteでは「タニモク」のワークショップを実施された方々にインタビューを行い、活用シーンや得られた効果などをご紹介しています。

今回お話を伺うのは、「株式会社はたらクリエイト」のCEmO(チーフエンパワメントオフィサー)高木さん。スタッフの8割が子育て中の女性という組織で、「タニモク」を実施した理由や工夫したポイントについてお話しいただきました。

実施企業と参加者

◆企業名:株式会社はたらクリエイト
 ・オンラインによるオフィス業務代行
 ・コンテンツ制作業務
 ・人材育成業務
 ・コンサルティング業務
◆実施時期:2020年12月17日
◆実施頻度:年1回
◆活用シーン:新年の目標設定
◆対象者:希望者
◆参加人数:15名
◆実施形態:Zoomによるオンライン開催



実施目的

・「タニモク」で一人ひとりが自分の目標に立ち返ることは、会社のミッションである『はたらくをクリエイトすることで仕事を楽しむ人を増やす』につながると感じたから
・「タニモク」のワークショップをきっかけに、普段業務上では関わりが少ないメンバー同士の交流を深めたかったから
・社内の有志活動をより後押ししたかったから

高木さん:「タニモク」のワークショップを行うことになったきっかけは、パーソルキャリア様から「タニモク」に関するnote記事作成のご依頼があったことでした。「タニモク」のプロジェクトリーダーである三石さんとのミーティングの際、チーム内で『記事作成の前に「タニモク」を体験して内容を深く理解したい!』との声があがり、三石さんにファシリテーターを務めていただき弊社でも実施することになりました。

ー「タニモク」のワークショップに期待することは何でしたか?

高木さん:私たちの会社は、『はたらくをクリエイトすることで仕事を楽しむ人を増やす』をミッションに掲げています。スタッフが「タニモク」のワークショップに参加し、「新たな選択肢を得る」「やりがいを見出す」「モヤモヤした状態から抜け出す」ことで、はたらくことをより楽しんでくれたらいいな、と考えました。

また、社内にはもともと「目標管理同好会」という、自分で決めた目標を達成するために計画や時間管理、振り返りを行う有志の活動があったんです。「タニモク」のワークショップは、この目標管理同好会の後押しにもなるのではないか、という期待もありましたね。



実施前に感じていた課題

・モヤモヤをアウトプットする場・機会が少ない

高木さん:「どうしたらスタッフが仕事を楽しめる環境をつくっていけるか」ということは日頃から意識していました。約120名のスタッフのうち、8割が子育て中の女性です。仕事、家事、育児と、日々さまざまなタスクを抱える中で、それぞれが自身のキャリアや働き方、ワークライフバランスについてモヤモヤを感じることは多かれ少なかれあると思います。でも、それをアウトプットする場や機会を設けるのは、日々の業務の中では難しいこともある。「タニモク」を通じて「アウトプットをする一つの機会になれば」「モヤモヤをリソースにして、一歩踏み出すきっかけになれば」という想いがありました。

参加者を募る際、アンケートフォームに「参加への熱意」を5段階で答えてもらったんですが、大半が4または5と回答していて、「タニモク」への期待値の高さが伺えましたね。


実施内容

・業務時間内で2時間実施
・1グループは3名で構成
・タイムテーブルは公式「タニモク」の台本通り
・テーマは「2021年の目標」

高木さん:当日は、三石さんにファシリテーターを務めていただき、公式のタイムテーブル通りに行いました。業務時間に行ったので、1グループ3名、2時間の枠の中で実施しました。開催時期が12月半ばということもあり、テーマは「2021年の目標」に。私もサポート役として各グループの様子を見ていましたが、皆さん仕事の進め方や自分のキャリアのこと、ワークライフバランス、子育てのことなど、さまざまなことを話していましたね。

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「タニモク」で得られた効果

・スタッフの満足度が非常に高かった
・スタッフ同士の関係構築につながった

高木さん:ワークショップ後に実施したアンケートでは、「自分を見直すきっかけになった」「自分の考えを整理できた」「自分では思い付かない気付きがあった」との声が多くあがりました。「次回があったら参加したいですか?」の質問には、ほぼ全員が「参加したい」と回答したんです。中には「違うメンバーともやってみたい」「業務時間外での開催でも参加したい」という声もあり、ワークショップの満足度の高さと、ニーズを感じました。

アンケートの中には、「今回同じグループだったメンバーで、数カ月後に話をする機会をつくりたい」「今日のその後を、年明け頃にランチをしながら振り返りたいねと話した」などの感想も多数あって、「同じ職場のスタッフ」というだけでなく、「目標を応援しあえる仲間」という一歩踏み込んだ関係性に発展してくれたことも嬉しかったです。

小林朱里
タニモク(田川)
佐藤夕子



開催時に意識したポイント

・Zoomによるオンライン開催
・他拠点・他案件メンバーでのグループ分け
・サポートメンバーを確保

高木さん:私たちの会社は、長野県内に2つの拠点があります。また、パートナーの転勤やライフスタイルにあわせてフルリモート勤務や在宅勤務をしているスタッフもいるため、就業場所に関わらず参加ができるよう、オフィスの会議室も使用しつつオンラインで開催しました。

ーグループ分けはどのように行いましたか?

高木さん:1つのグループが同じ拠点で固まらないようにしたり、同じ拠点でも案件が違うメンバーでグループを組んだりと、日頃関わることが少ないメンバー構成になるように工夫しました。また、スタッフの性格をある程度把握できていたので、全員が話しすぎたり受け身になりすぎたりしないように、グループ全体の対話バランスも意識しましたね。

それから、お子さんの風邪などで当日の欠席者が出ることを想定して、事前に私ともう1名をサポートメンバー(補欠要員)に設定しておきました。

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参加者の声

・モヤモヤしている頭の中を人に話すことで、自分の考えを整理するよい時間になりました。自分にとっての弱みと強みに気づけた気がします。

・同じグループの方がたててくれた目標は、自分一人では思いつかないものや「なるほど」と思えるものが多く、色々な意見を聞けて楽しかったです。目標のたて方のイメージも変わり、自分がわくわくすることが重要だと思いました。

・始める前の「行き詰まりモヤモヤとした状態」より、視界が開けた感じがしました。「今すぐ」「1週間後」「半年後」という具体的な目標がたてられたので、スムーズに行動に移すことができそうです。

・「他人に目標を提案してもらったうえで、自分の言葉で目標を決める」という部分がとてもいいな思いました。他人と自分の考えが混ざり、自分で考えて咀嚼したものをアウトプットすることで、ちゃんと自分が目指したい目標がたてやすいと感じました。自分の考えを見つめ直したり、他人の目標を考えたりするときだけでなく、それらをシェアするときにもまた新しい気づきが生まれるところも面白かったです。

・人に目標を提案する作業は思いのほか楽しくでき、相手がそれを新たな発見と感じてくれるととても嬉しくなりました。楽しみながらも深い話ができたように思います。

・自分でたてる目標はいつも抽象的になりがちですが、他人からの提案をいただけることで、「こんなこともやってみようかな」と具体的にイメージすることができました。迷っていることやなんとなく抱えている思いを聞いてもらえるうえに解決策も一緒に考えてもらえて、心強い気持ちになれました。

・提案された目標は自分でも前々から考えていたものでしたが、躊躇していたので背中を押してもらえました。

高木さん:ポジティブな刺激を受けたメンバーが多く、否定的な意見は一切なかったです。アンケートの感想もそうですが、「タニモク」ワークショップを終えた後の皆さんの表情が明るくなっていて、体験の場を作れてよかったと思いました。



担当者コメント

・社内のメンバー全員で実施してみたい
・定期的な振り返りを行う仕組みをつくりたい

高木さん:「タニモク」のワークショップを実施していただいて半年が経ちますが、参加したメンバーから「またやりたいです」と言われたり、参加できなかったスタッフから「次はいつやるんですか?」と聞かれたりすることが多いんです。自分の考えや行動を前向きにしたい、自分の未来をよりよくしたいと考えるスタッフが大勢いることが嬉しいですね。

前回は残念ながら業務時間の調整が可能なスタッフしか参加できなかったので、いずれは会社全体の取り組みとして、スタッフ全員で開催したいです。定期的な振り返りの場を設ける仕組みも模索しています。今後も「タニモク」を始めとした取り組みを行いながら、「はたらくことを楽しむ」ことのできる環境を創り出していきたいです。


「タニモク」編集部より

高木さん、お話しいただきありがとうございました。アウトプットの機会としてだけでなく、視野の拡大や関係性の構築にもお役にたてたことがお話やアンケートの回答から感じ取れ、とても嬉しく思います!

短時間のオンライン開催という工夫は、リモートワークの普及などで社員間のコミュニケーションがなかなか取れないという企業の方や、コロナ禍で友人と会う機会が減ってしまったという個人の方にも参考になるのではないでしょうか。


noteでは、今後も「タニモク」体験記事や活用事例などをご紹介していきます。
”「タニモク」やってみたよー!”という方は、ぜひ「#タニモク」をつけて記事のアップをお願いします!


「タニモク」の台本や映写資料は、公式ホームページよりすべて無料でダウンロードできます。
友人同士や組織で「タニモク」を実施したいという方は、マニュアルをチェックしてみてください。