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「タニモク」の活用事例をご紹介! 最後にお願いもあります

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
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こんにちは! 「タニモク」編集部です。
他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」は、ファシリテーションの台本や映写データを無料で公開し、ご活用いただいています。おかげさまで、知人同士の小規模開催から企業の研修、学校のオリエンテーションなど多様な場で活用され、その活用範囲も年々拡大しています。「もっとタニモクの活用事例を教えて欲しい」という声をたくさんいただくことから、今回は、「タニモク」の活用事例をご紹介します。

「タニモク」企業の活用事例

まずは、企業の活用事例を紹介します。「タニモク」を単体で導入するのではなく、別のワークと組み合わせることで、参加者の学びと気づきを引き出す内容になっています。


1)内定者フォローの事例
内定者に、より自社の働き方や社員のことを知ってもらおうという企画です。参加者は、内定者と社員。社員はリーダーや管理職で社歴があり、実務を熟知した方。内定者は、社員の目標をたてるために、「仕事内容」や「仕事のやりがい」「入社したポイント」「キャリアプラン」をストレートにぶつけ、社員の目標をたてます。

また、内定者自身も社員から同様に質問を受けて答えるを繰り返し、社員に入社するまでの目標をたててもらいます。相互に目標をたてあうことで、内定者は入社後イメージをもった状態で、残りの学生生活の目標と行動イメージの解像度をあげることができ、入社意欲の向上につながっています。内定者からは「この会社なら自分のやりたいことを実現できると感じることができた」「この会社に入社したいという思いが強くなった」「利害関係のない初めて会った人との情報交換だったので新鮮な意見を聞くことができた」と好評でした。


2)新入社員のオンボーディング事例
もっとも「タニモク」が活用されている場のひとつが「オンボーディング」。入社から意欲的に仕事に取り組めるよう、「タニモク」が活用されています。事例では、自己肯定感や自己効力感の向上、社員同士のつながりを生み出す目的もあります。実際に「タニモク」を開催してみると、「入社動機」「(中途入社ならば)前職の仕事内容」「今後のキャリアプラン」などを他の社員から質問を受けて自分自身の言葉に落とすことで、前向きに取り組もうという意欲が得られるようです。

また、中途入社の方の場合は、「中途入社同期」の絆が生まれやすく、新卒入社時に得られるような、横のネットワークを広げるきっかけになることもあります。


3)MVV浸透と目標設定事例
MVV(ミッション/ビジョン/バリュー)を社員一人ひとりが意識し、目標をたてるワークとして、「タニモク」を活用されています。
4時間程度の研修として、午前中は、しっかりと会社の歴史に始まり、中長期の方針、ミッション、ビジョン、バリューを学ぶ座学を実施。その上で、一人ひとりが3〜4人のグループを組んで、「タニモク」を実施することで、ミッションやビジョンと自分の目標をより深く考えるキッカケになります。

実際に「タニモク」を活用した企業では、「タニモク」実施後に修正した目標が腹落ちし、参加した8割近い社員が修正した目標に向けて行動をはじめたというデータもあります。


4)新卒社員の半年振り返りの事例
入社して半年は、新卒社員にとって慣れない環境での新人研修やOJTに加え、思い描いていた仕事とのギャップを感じやすい時期であるため、仕事のモチベーションやエンゲージメントが低下しやすい期間になります。

そこで、半年の取り組みをしっかりと振り返り、次の1年につなげる場として、「タニモク」が活用されています。実施後のアンケートでは、参加した新卒社員の9割以上が「仕事に対するモチベーションが上がった」「はたらく上で大切にする軸が明確になった」と回答。「(もらえる意見が)良い意味で無責任だからこそ面白い。自分の可能性を広げられると思った」「自分で考えるだけでは思いつかなかった、斬新な発想を得た」「視野が広がる感覚があった」と前向きな声が増え、仕事への取り組みも変化が生まれるキッカケにつながっています。


5)ワーママ/女性社員の活用事例
目の前の仕事だけでなく、これからのキャリアや結婚、出産など、ライフイベントの多い女性のはたらくを考えるワークショップでも「タニモク」が活用されています。

参加者は、すべて女性社員。産休後復帰した女性社員と、これから結婚や出産を考える20代の女性社員がそれぞれ参加し、お互いの仕事や悩みなどをオープンにして、目標をたてあいます。

仕事の話だけでなく、女性ならではの悩みや家庭と仕事の両立の難しさなど、身近な上司や同僚には相談しにくいことも「タニモク」の場では、ちょっとした距離があるのでオープンに打ちあけられる場になります。また、産後復帰した社員のリアルな体験談や目標の提案によって、20代社員の悩みが晴れたり、相談相手ができるというメリットも。開催後につながりが続くことも多く、効果を体感した女性社員は現場に持ち帰って開催することもあるようです。こうして、D&Iや女性活躍を推進する場で多く活用いただいています。

「タニモク」を企業研修などで活用している事例はまだまだたくさんあります。研究部門の研究員同士で行う「R&Dタニモク」、「シニア・ミドル向けのセカンドキャリアタニモク」、管理職同士で目標を立てあい、支援しあう「管理職タニモク」、個人ではなく、チームの目標を立てあう「チームタニモク」、中小企業の経営者が集まって実施する「経営者タニモク」など、「タニモク」の活用方法は多岐にわたっているんですよ。


「タニモク」学校の活用事例

生徒同士で自分の趣味や興味のあることを共有して、「受験以外」の目標をたてるワークショップがオリエンテーションの場で活用されています。学生の場合は、授業の中で実施することが多いため、授業時間内に収めることがポイントのひとつ。一人あたりの時間を15分と短くし、目標も一言でまとめる。正解、不正解はなく、他人が立てた目標から着想を得られればOKだと割り切って実施することで、視野を広げることや学生同士のつながりを生む場につながっています。

また、真面目にやりすぎても飽きてしまうため、自由な発想や考えをストレートに伝えられる「場づくり」にもポイントがあります。中には教室にアップテンポの音楽を流して、雰囲気づくりをすることも。ファシリテーションのちょっとした工夫は、もしかすると企業内研修よりも学校の方が多いかもしれません。

・(高校)入学直後のオリエンテーション「タニモク」
・(高校)外国の姉妹校の生徒との交流「タニモク」 ※ファシリも内容もすべて英語
・(大学)大学院生同士の「タニモク」
・(大学)大学2、3年生向け:将来の就職やはたらくを考える「タニモク」


今後もこのnoteで事例紹介インタビューを掲載し、読者のみなさんに「タニモク」の活用事例をもっと知ってもらえる機会をつくっていきたいと思います。



「タニモク」ファンの方にお願い

いかがでしたか?「タニモク」は、オンライン/オフライン両方で同じ効果が得られる特徴があり、開催される場がどんどん増えています。おかげさまで事例も増えているのですが、ここで読者のみなさんにお願いがあります。

ぜひ、事例を「タニモク」事務局に教えてください。

「タニモク」の活用事例は、noteやブログ、SNSの投稿から事務局がキャッチアップし、取材やヒアリングを行っています。実はもっと活用事例があるにもかかわらず、「タニモク」事務局が知るのは、その一部に留まってしまっています。これは、もったいない。もっと「タニモク」の場を広げたいと思っているので、「タニモクをこんな場でも活用しているよ〜」という事例があれば、ぜひタニモク事務局にお知らせください。お知らせ方法は2つです。

1. 問い合わせフォームから詳細を教えてください。
2. SNSやnoteで発信してください。

事例をもっともっとnoteや公式ホームページで紹介したいと思っているので、ぜひ活用事例をお持ちの方はご協力をお願いします!

「タニモク」についてもっと知りたいと感じた方は、公式ホームページもご覧ください。
定期的に専任のファシリテーターが実施する「タニモク」を開催しているため、興味をもった方はぜひ体験してみてくださいね。

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