
WILLは他人と語ることで明確になる。「タニモク」で育む自分の目標
「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
▶イベント ▶マニュアル ▶目次 ▶活用事例
こんにちは。「タニモク」編集部です。
毎月1回行われる公式「タニモク」のワークショップ体験では、自分自身のやりたいことや将来のことを考えたいと参加される方が多くいます。実際にワークの内容を聞いていると、「やりたいこと、将来に向けて打ち込むことが見つからない」「ほんとうにそれをやりたいのか」と悩まれている方もたくさんいます。
そこで、今回は「WILL(=やりたいこと)の育み方」をテーマにお話します。
一人きりで行う自己分析の落とし穴
公式「タニモク」の参加者も含めて、「タニモク」のワークショップに参加されている方は強みや弱み、経験やスキルを自己分析できている方が多い印象を受けます。一方で気になるのが、客観的な意見を受ける機会が乏しく、本人が自分自身のよさや強みを理解できていない点です。
過去に公式「タニモク」の場で、こんな事例がありました。出版社の編集にいらっしゃった方(ここではAさんとします)で、編集長に昇進されるとのことでした。それまでの編集部の運営を新たにし、読者に開かれた編集部を目指して読者の声をもっと出版物に反映していきたいとお話をされていました。
しかし、Aさんは自分自身に以下の懸念があるというのです。
【Aさんの自己分析による懸念事項】
・編集長として仕事を遂行できるか自信がない
・読者をファンにしていける能力があるのか不安
・周りの声を聴くことが苦手
・引っ込み思案で積極性に欠ける
こうした不安があるからこそ、自分自身を見つめるために「タニモク」に参加したということでした。
実際にお話を伺うと、編集メンバーの声を聴き、周囲を巻き込むことに長けているように感じました。その時の公式「タニモク」に参加していたみなさんは、Aさんについて以下の印象を挙げました。
【「タニモク」参加者によるAさんの印象】
・公式「タニモク」の場に参加しているだけで、外向きの思考
・人の声を聴こうという積極的な姿勢がみえる
周りからのフィードバックを受けて、Aさんは初めて「読者の声を聴き、開かれた編集部をつくる」という目標(=やりたいこと)が自分の中で納得できたようでした。
WILLの育み方は、他人と話をすることから始まる
WILL(=やりたいこと)はどのようにして生まれるものなのでしょうか。
もしかすると、WILL(=やりたいこと)は自己分析し、自分で言葉にするもの、WILLは相手に伝えるものだと思い込んではいませんか?
もちろん、そうしたケースもありますが、対話の中で徐々につくられていくものでもあります。フラットな対話の中でポロリとこぼれた言葉にこそ、あなたのWILLが詰まっているのです。
「タニモク」開発者・三石の経験をお話しましょう。
「三石さんは、◯◯のことをお話されているときは楽しそうですね」と言われ、ハッとしたというのです。ひとは言葉で濁しても、表情はごまかせません。本当にやりたいことは他人の目を通して、言葉と表情、そして感情をもって創られていくのだと実感したとのことでした。

つまり、対話の機会を増やすことは、WILL(=やりたいこと)を見つける手助けになるのです。
WILLを育む機会として「タニモク」をご提案
「タニモク」はお互いの目標をたてあうことで、それぞれのもやもやした気持ちや感情を伝え、対話し、言葉にするワークショップです。毎月1回開催している公式「タニモク」では、多くの方にご参加いただいています。その時に合わせたテーマを掲げ、リピーターの方も初めましての方も一緒になってワークします。
WILLを育む機会として、ぜひ公式「タニモク」にご参加いただけたらうれしいです。
「タニモク」についてもっと知りたいと感じた方は、公式ホームページもご覧ください。
定期的に専任のファシリテーターが実施する「タニモク」を開催しているため、興味をもった方はぜひ体験してみてくださいね。