「タニモク」が「WORK DESIGN AWARD」キャリア部門賞を受賞。受賞までの軌跡と伝えたい想い
こんにちは。「タニモク」編集部です。
「タニモク」が、株式会社SmartHRが主催する「WORK DESIGN AWARD」において、キャリア部門賞を受賞しました。今回は、受賞に至る経緯や今後の展開や構想などを、「タニモク」プロジェクトリーダーの三石原士に話してもらいました。
「WORK DESIGN AWARD」とは
株式会社SmartHR主催の「WORK DESIGN AWARD」は、日本の「働きやすさ」を前に進めることを目的に開設されたアワードです。働き方をアップデートした取り組みに焦点を当てています。これまで、働き方や価値観は時代とともに変化してきました。当たり前のことにとらわれず、働き方をアップデートするために奮闘する組織や人を応援したいという思いで創設されたそうです。
初開催となる本年度は6部門を開設。
2021年11月24日に授賞式が開催され、各賞を受賞した企業・団体にトロフィーが授与されました。
この中で、「タニモク」はキャリア部門を受賞。選考理由としては、フォーマット化された「タニモク」がオープンな場で気軽に取り組むことができ、さらに立てた目標を実行する場としてモクサポが用意されている点が挙げられました。
応募に至るまでの背景と経緯
ー「WORK DESIGN AWARD」に応募したきっかけを教えてください。
実は、虎視眈々と賞を狙っていたんです。というのも、賞を得ることが「タニモク」に関わっているみんなの喜びや誇りに繋がると思ったからです。「タニモク」は2018年9月にプロジェクトがスタートし、2021年2月に「タニモク」の目標や行動を支援するコミュニティ「モクサポ」が正式にパーソルキャリア内で立ち上げをしました。2021年12月の段階で、コミュニティには120名ほどが参加していますが、そのコミュニティ運営には、メンバーがボランティアというかたちで携わっていただいているのが現状です。「タニモク」の認知が広がり、社内でもモクサポ「コミュニティ」に参加する社員が増えていき、プロジェクトが大きくなる中で、プロジェクトリーダーとして「タニモク」というプロジェクトが、外部の人たちからみても素晴らしいものだというお墨付きがほしい、それがメンバーの誇りになると思い、応募しました。
ー「WORK DESIGN AWARD」以外にも応募したのですか?
全部で4つの賞に応募しました。いろいろなアワードを調べ、とにかく応募できるものは出そう!というスタンスで臨んでいました。その中で応募したひとつが株式会社SmartHR主催の「WORK DESIGN AWARD」でした。
ー複数応募するにあたり、注意した点や工夫したことはどんなことですか?
エントリーを重ねることで、応募する際の訴求方法を磨くことができました。というのも、応募した4つはエントリーした時期が異なっていて、最初にエントリーした2つは残念ながら落選してしまったんです。でもそれらの賞に応募したことで、ほかの企業や団体のエントリーシートを見たり、審査員の方からレビューをいただき、自分たちのエントリーの仕方に関する反省点や改善点を見つけることができたんです。こうして「WORK DESIGN AWARD」を含むあとの2つはほぼ同時期にエントリーしたのですが、これまでのエントリーの改善点を反映し、自分たちの取り組みをより知ってもらえるために最善のアピールができたのではないかと思います。
受賞が決定した際の反応
ー受賞した時の感想と、チームのメンバーに伝えた時の様子を教えて下さい。
受賞の連絡を受けたときには、私自身としては「やっととれた」という感覚でしたね。プロジェクトメンバーにはTeamsで「キター!」と絵文字で送りました。みんなからはハートマークやいいねマークで反応があり、嬉しかったですね。その時はまだリリース前で社内外に公表ができない時期だったので、小さくガッツポーズした感じでした。
ー社内の方や、友人・知人の方へ伝えた際の反応はいかがでしたか?
受賞が公になったのちにプロジェクトメンバー以外に報告した際は、社内のみんなからも「おめでとう」とお祝いの言葉をいただき、自分からも「おめでとう!」と社内でボランティアで関わっているメンバーに返していきました。私個人のフェイスブックで受賞報告したメッセージには約400いいねと100件のコメントをいただき、この活動への期待の大きさも感じることができました。
授賞式の様子
ー授賞式当日の様子を教えて下さい。
授賞式当日はSmartHRのオフィス集合し、控室で受賞者同士が初めて会い挨拶し、とても和やかな雰囲気でした。授賞式会場は別のビルだったのですが、その場所が控室の雰囲気と全く異なっていて!入り口には50人から60人のカメラマンやメディア記者が並んでいました。授賞式では、スペシャルプレゼンターとして木梨憲武さんと伊藤淳史さんが登場。審査員の伊藤羊一さんから表彰状をいただき、社員同士で目標をたて、行動して、サポートする仕組みに対して評価をいただくとともに、「マネジメントの民主化」というキーワードをいただきました。新しい組織づくりの一手として評価されたことが嬉しかったです。
今後の構想
ー今後はどのような構想がありますか?
コロナ禍の今、リモートワークが浸透し、組織での関係性が問われていると思います。実はそれ、コロナ禍になる前からあったことなんです。改めて組織の知見やスキルをもった多様な力を引き出し、組織をクリエイティブにしていくことが重要だと思います。ただ、その方法論がないのではないでしょうか。そんな今だからこそ、「タニモク」やモクサポで、選択肢を提案、提供し、そのきっかけを作っていただけるといいなと思います。「タニモク」が、例えば入学式や企業などの研修で定番となり、キャリア自律にも役立てるような、スタンダートコミュニケーションツールになることを願っています。きっとみなさんの行動変容に役立つツールになるはずです。そして今後は、日本に留まらず、世界に「タニモクメソッド」として発信したいですね。
みなさんへのメッセージ
ー「タニモク」に参加されてきた方へメッセージをお願いします。
「タニモク」は、選択肢を自ら生み出していけるという機会にもなります。これまで参加した経験をもとに、今度は自分で主催してみてはいかがでしょうか?主催者としての人との繋がりが構築され、新しい世界、視野が広がるはずです。
ーでは、「タニモク」を主催されている方にもメッセージを。
「タニモク」は汎用的なメソッドでありながら、参加者によってアウトプットされる内容が全く異なります。今後は主催者同士でコラボレーションするとまた違った展開が期待できるのではないでしょうか。例えば、エンジニア×営業、東京都×長野県、海外×日本など異なる職種、地域などでマッチメイクする合同「タニモク」をしてほしいですね。
ー最後に、これから「タニモク」に出会う方にも一言お願いします。
一人ひとりにいろいろな可能性があり、自分に近い人と似たような視点で物をみていると視界を狭めていることになると知ってほしいですね。そして、それってとてももったいないことになっていることに気付いてほしいんです。「タニモク」に参加することで、可能性の引き出し方や選択肢を増やし、ポテンシャルが最大限に引き出されるはず。まずは騙されたと思ってぜひ1回ワークに参加してほしいですね。きっと視野が広がりますよ。
「タニモク」編集部より
「WORK DESIGN AWARD」の受賞を機にプロジェクトリーダーの三石の想いを聞き、改めて「タニモク」の可能性を感じました。
これまで「タニモク」に関わったことがある人はもちろん、これから出会う方々にも「タニモク」を活用することにより、新たな視点と視野が広がると嬉しいです。みなさん「タニモク」を通して、未来に繋がる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。