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他人の視点を借りて目標の選択肢を広げよう。「タニモク」とは

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
イベント ▶マニュアル ▶目次 ▶活用事例

現状に対するモヤモヤとした気持ちを整理して、少しずつ前へ進みたいと考えることはありませんか?そんな時、違った視点をもつ人から、自分では思いつかないような面白いアイデアをもらえたら、一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

「タニモク」とは新しい自分に出会うチャンス

はじめまして!「タニモク」編集部です。
noteを通じてみなさんと“目標”についてもっと気軽に、楽しく考える場を作りたいと思い、この度noteデビューすることにしました。
よろしくお願いいたします!

突然ですが、みなさんは「タニモク」という言葉を聞いた事がありますか?

「タニモク」とは、利害関係のない他人同士が3~4人のグループを組み“お互いの目標をたてあう”ワークショップです。

 「タニモク」公式サイト

「タニモク」は、以下のような手順で進めます。
(1)グループの中の1人が主人公となり、自分の現状を他のメンバーに説明します。
(2)他のメンバーは、主人公の目標をたてるために知りたいこと、興味があることについて質問を行います。
(3)他のメンバーは、主人公の話を聞いた上で「自分がその人だったら」という視点で目標を提案します。

これの流れを1人あたり約30分で実施し、グループの人数分このセッションを繰り返します。

他人から目標のアイデアをもらうことで思いもしなかった選択肢が広がり、新しい目線やユーモアな切り口を得られることが「タニモク」の特徴で、企業や学校、個人のコミュニティなど、さまざまな場面で活用されているんですよ。


「タニモク」の3つのメリット

実際に「タニモク」を実施することで、参加者にどのような変化があるのか気になりますよね?
ここでは、“他人に目標をたててもらう”ことによって得られる3つのメリットをご紹介します。

(1)自分の発想になかった選択肢が見つかる
異なる視点をもつ他人は、自分が思いもしなかった目標やアイデアを提案してくれます。目標を自分自身でたてる時はリスクを避けるために慎重になりがちですが、他人への目標を考える場合は「ユニークで冒険的な内容を提案する」という心理がはたらくんです!

だから、他人に目標を考えてもらうことで、無意識に「こうしなくてはいけない」と思っていた先入観や世界を、良い意味で壊しながら、これまでにない新しい可能性を見つけたり、引き出してもらうことができます。

(2)自分がうっすらと考えていることを後押しされる
「タニモク」は自分の現状を他人に説明することから始まります。今の気持ちや状態を言葉にしながら現状を説明することで、自分の頭の中を整理できます。また、自分の考えを共有した人から目標を提案してもらうと、自分が潜在的に感じていることや、無意識に避けていることなどを知ることができます。

誰かと一緒に現状を整理しながら「タニモク」を行うことで、先が見えないモヤモヤした状態から一歩を踏み出すきっかけになり、次のアクションへと繋がりやすくなる。そして、共に目標をたてあった人は、互いの目標への応援者になってくれます。「タニモク」を通して、「自分の背中を後押ししてくれる仲間」と出会うこともできるんですよ。

(3)他人の計画をたてることが面白い
自分ではなく「他人の目標をたてる」という、日常ではあり得ない体験だからこその面白さが「タニモク」にはあります。「タニモク」を通して他人の人生や価値観に触れ、真剣に相手の未来を考えていくうちに、いつの間にかその人の人生を楽しんでいるような感覚になることも!そして、他人の世界を知ることで、自分の枠にとらわれた世界から脱却し、またひとつ世界を広げられます。

「他人の目標をたてる」という経験が、自分自身の目標を見出すための新たなヒントを与えてくれるのです。


「タニモク」はさまざまなシーンで活用できる

他人に目標をたててもらう「タニモク」は、年齢や肩書きに関係なく、誰とでもフラットに実施できます。実際に「タニモク」がどのようなシーンで活用されているのか、体験後にどのような気持ちの変化があったのかがまとめられているnoteの記事をご紹介します。

社会人と大学生で「タニモク」を行った事例です。
参加した方の感想をいくつかご紹介します。

・「大人の悩みを聞いて学生が目標を立てるのは難しいのではないか…と考えていたが、学生からの視点は自由で真っ直ぐで、これまで思いつかなかった目標が見つかった」
・「他人に共感してもらうと嬉しいし、目標を進める勇気が出る」
・「自分をさらけ出して自分を語る事はまさに「自己分析」に繋がる」

お互いのバッググラウンドや年齢、経験値に縛られず、新しい発想が生まれる貴重な機会となったとのこと。また、「タニモク」の前に自己紹介タイムを設けることで、緊張がほぐれて場が温まったとの声もありました。
「タニモク」を盛り上がるために工夫したことも記事にしてくださっていて、私たちもとても勉強になりました!

こちらは、メーカー・教育・マーケティング・人事など、業界も業種も異なる社会人と大学生が参加し、オンラインで「タニモク」を実施したケース。
さっそく、参加した方の感想をご紹介します。

・「初対面だからこそ、自分を客観的にみるいい機会になった!これからも新しく出会った人と心をオープンに話す機会をもとうと思う」
・「質問されると、自分が大事にしている言葉が出てくる。行動指針を引き出してもらった感じがした」

他の参加者からは、「前向きな人が集まっていて、自分の悩みを改めて考えるのにとてもよい場所だと思う」といった感想もあがっていたようです、
記事を読むと「タニモク」からポジティブな刺激を受けた方が多かったようで、私たちとしても嬉しい限りです!記事にまとめていただき、ありがとうございます。

こちらは企業が毎年実施している「1年の振り返りと方針発表」の場で、「タニモク」をアレンジして実施してくださったケースです。

<アレンジポイント>
1 今の自分の姿と1カ月後の自分の目標の姿を絵で描く
2 その絵を見せながら他人に説明する
3 説明を受けた人がその目標を達成するための提案をする
4 目標を決める

ワークに参加された方の感想はこちら、

・「絵で表すことで、言葉で表せないものを即座に伝えられたり、見る人によってさまざまな視点でとらえたりすることができる」
・「未来へ向かう新たな出発の場として今後もこの場を大切にしていきたい」

他人に自分では思いつかなかったアイデアをもらうことで、1カ月後の目標が明確になり、筋道をたてることができたとのことでした!
主催者の方から、毎年実施しているキックオフの場で「タニモク」を活用することで、社員同士のコミュニケーションが深まったとご報告をいただき、とても嬉しく思います!

以上、「タニモク」を実施してくださった方々がnoteにまとめてくださった記事をご紹介しました!
このnoteでは、今後もみなさんがnoteにまとめてくださった「タニモク」体験記事や開催レポートなどをご紹介したいと思っているので、
”「タニモク」やってみたよー!”という方はぜひ「#タニモク」をつけて記事をアップしていただけると嬉しいです♪


また、事例を見ていただくとわかる通り、「タニモク」は自由度の高いワークショップです!
個人だけでなく、企業や学校での研修やワークショップなど、さまざまなシーンで活用できますので、気になった方はぜひ「タニモク」を実施してみてくださいね。


「タニモク」で可能性を広げ、明日の自分へ一歩近づこう

「タニモク」を行う目的は、自分では気づかなかった選択肢や目標の切り口を得ること。
他人と目標をたてあうと聞くと、“目標をたててもらうもの”と捉える方もいるかもしれませんが、「タニモク」は相手に自分の目標を決めてもらうのではありません。他人からアイデアをもらうことで視野を広げ、自分の目標をたてるための選択肢を増やすのが「タニモク」。あくまでも、「本当の目標を決めるのは自分自身」なんです!

また、「目標」と聞くと「達成しなければならないもの」と少し重くとらえてしまいがちですよね。でも「タニモク」でたてる目標は、仮でいいんです!
仮の目標に対して実際にアクションを起こし、振り返ることで徐々に得意なこと、好きなこと、やりがいを感じることなど、自分自身の価値観を理解し、深めていくことができます。その結果、もっと詳細に目標を決められそうであれば、方向性を決めて進めばよいのです。

「目標をたてるのは達成するためではなく、今自分が行動を起こすため」だと私たちは考えています。「タニモク」が誰かの可能性を広げるきっかけとなるよう、今後もその機会作りをしていきます。

「タニモク」公式サイトでも、イベントレポートを公開しています。


今後noteでは、みなさんの“明日がちょっとよくなる”ような情報を発信していきますので、ぜひまた読みにきてくださいね!

【関連記事:明日をちょっとよくしたい。それが「タニモク」が生まれた理由です

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