
【イベントレポート】人事 / D&I / 女性活躍推進担当限定「タニモク」フェスを開催しました ~第2部~
「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
▶イベント ▶マニュアル ▶目次 ▶活用事例
こんにちは!「タニモク」編集部です。
2022年1月13日(木)、『多様性を、組織の力に変える』をテーマに開催した、人事 / D&I / 女性活躍推進担当限定「タニモク」フェス。
前編に続き、「タニモク」フェスの内容や参加者の声をご紹介していきます。
後編では、第2部で行った「タニモク」ワークショップの様子をご覧ください。
第1部の振り返り
第1部では『女性が活き活きと働ける会社になるために』をテーマとしたトークセッションと、企業の取り組み事例紹介を行いました。


「タニモク」ワークショップとは
第2部では、参加者の皆さまに、オンライン「タニモク」を体験していただきました。
はじめに、「タニモク」開発者でプロジェクトリーダーの三石原士が、「タニモク」の概要や流れを説明しました。



「タニモク」ワークショップ体験
今回の目的は【2022年の目標から、自分を活かすヒントを得る】こと。
2021年の振り返りを絵で表現することや他人からの目標提案を通じて、2022年の目標をたてていきました。


各グループの様子を伺っていると、共通した悩みを持たれている方が何人かいらっしゃると感じました。今回は2つの状況をピックアップし、同じグループの方からあった質問や、提案された目標をご紹介していきます。
①ワークライフバランスがとりづらい
まずは、仕事と家庭とのバランスが難しいというお話がありました。
そのような悩みをもつ主人公(目標をたててもらう人)に対し、同じグループのメンバーからは次のような質問が投げかけられます。
●家族構成は?子どもの年齢は?
●パートナーの仕事の状況や家事分担は?
●周囲に協力してくれる人はいる?
●ママとして働きやすい仕事環境は?
●通勤距離は?出社頻度は?
●仕事は充実している?
●どんなときにやりがいを感じた?
●子育て以外の楽しみは?好きなことは?
どのグループでも、同じグループのメンバーは主人公の話に真剣に耳を傾け、主人公も状況を整理した上で答えを出している姿が印象的でした。
質問タイムが終わったところで、他のメンバーが主人公の目標を考えます。
「私が●●さんだったら」を枕詞に、「2022年、こんな風にしているな」という目標と、そのための行動をプレゼンしてもらいました。

主人公がグループのメンバーから提案された目標の一部をご紹介します。
●仕事以外のコミュニティをつくっている
●ママが子育てしやすいロールモデルになっている
●「仕事」「家庭」に割く時間目標を達成している
●パートナーが気持ちよく家事・子どものケアをしてくれている
●子育て世代のモヤモヤを社内へ広報している
●フレックス制など、働く時間の自由さをGET!している
●がんばりすぎない1年にしている
●パートナーと家事分担をしている
具体的な行動には「時間の使い方を文章化する」「アウトソーシングサービスを利用する」などが挙げられました。主人公からは「●●さんのご家庭ではどのように家事分担していますか?」などの質問もあり、ポジティブなやり取りが活発に行われていました。
②人事 / 女性活躍推進を担当するうえでの悩み
他には、人事・女性活躍推進を担当するうえで「どのような施策ができるのか」「現状のままでいいのか」と悩んでいる方が多くいらっしゃいました。
メンバーからは次のような質問がされていきます。
●今の部署での勤務歴は?
●昨年の研修の方法は?
●これまでの取り組みにはどのようなものがあった?
●同じ部署には他にも担当している人がいる?
●どんなプロフェッショナルになりたい?
●成功したこと、嬉しかったことは?
●やりたいことと現状のズレは?
今回の「タニモク」フェスは、人事 / D&I / 女性活躍推進担当限定ということもあり、皆さんが主人公の悩みに共感されていました。
メンバーからは、次のような目標提案が行われました。
●思い切って対面(オフライン)での研修をやっている
●採用が成功した理由を育成担当にも共有して、よりよい研修をしている
●マネージャーとしてではなく、プレーヤーとして突き進んでいる
●プレーヤーとして新規企画をしている
印象的だったのは、皆さんが人事や女性活躍推進の仕事について、「やりがいを感じている」「充実している」と話されていたことです。環境の変化が大きく、コミュニケーションの課題が多く叫ばれる中、「前向きに」「よりよく」と思考されている姿に心を動かされました。
参加者の声
参加者の方からいただいた第2部の「タニモク」ワークショップの感想を、一部ご紹介します。
●もともと自分が薄っすら思っていることについて、背中を押してもらった感覚です。やっぱりそうだよな、やらなきゃな、という気持ちになりました。
●限られた情報の中で、自分でも納得感のある目標をたてていただきました。出していない自分の中のキーワードも拾っていただき、恵まれたメンバーに出会えてよかったです。
●視点そのものが異なるため、着地点が異なりとっても楽しかったです。
●自分でできていないことを目標としていただき、また、短時間でありながら自分を理解してもらえた感もあり、生活が楽しくなりそうと感じました。
●正直、今の自分にできるかな?という目標もありましたが、ポジティブな気持ちになれました。
●女性だけではなく、シニア、中間層、外部からの業務支援者なども含め、組織内の繋がり醸成ツールとしても「タニモク」を使ってみようかと思いました。
●女性活躍推進の進まない背景に、女性の自信のなさが挙げられますが、「タニモク」は自身の気づけない魅力に気づくきっかけになりそうだと思いました。
●他人から見てもらうという経験が、昨今減っているので、コミュニケーション機会を増やすためも有効だと感じました。
その他、『「タニモク」は行動するきっかけ作り、モクサポはその後のアクション・行動変容するための場だと思いました。この後もつながり、お互いを応援し合いたいという気持ちがわきました』などの感想もいただき、非常に嬉しく思います。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
「タニモク」フェス第1部、第2部の内容が、少しでも参考になれば幸いです。
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