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参加者からもらった目標を活かすためのポイントを解説します

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
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こんにちは!「タニモク」編集部です。
「タニモク」に参加した方から時々いただく感想に、「同じグループの人からもらった目標が大胆すぎて、納得できない」というものがあります。
目標をたててもらう主人公からすると、自分の可能性を引き出すものになりうるかもしれない選択肢を得たとしても、納得感がないと行動に移しにくいようです。

そこで、今回は"参加者からもらった大胆で挑戦的な目標を活かすためのポイント"をご紹介します。


そもそも100%納得できる目標はない

3人または4人1組になって目標をたてあうとき、初対面の方と「タニモク」をすることも多いかもしれません。
その際、「目標をたててもらう主人公の話を聴く時間」と「目標をたてるためにする質疑応答の時間」は多くても10~15分程度でしょう(ダウンロード資料では、13分)。

同じグループになった人は、主人公のことを深く知ったうえで目標をたてるのではなく、話を聴き、質問をして、主人公に答えてもらったポイントに絞って目標をたてることになります。
ポイントを絞ることによって、主人公を取り巻く環境や条件を排除した形で可能性を拡げる目標や行動の選択肢が生まれることもありますが、ときに的外れになってしまうことも。

ここでお伝えしたいのが、「的外れな目標や行動だ」と否定してしまうことはもったいないということです。そもそも、100%納得できる目標や行動の選択肢を得られることの方が少ないので、まずは「過度な期待を持ちすぎないこと」を参加者全員で理解しあうことが大切です。


目標や行動をたてた背景を探ろう

他の参加者から提案されたものが100%納得できる目標や行動ではなかったとしても、他人の視点を介すと、新しい目標や行動の観点を得ることができます。

ポイントは「目標をたてた背景を深堀りすること」です。

主人公の目標を提案する際には、必ずその目標をたてた理由が存在します。その理由を知ることで、新たな視点を手に入れることができます。新たな見方をしてみると「こんなこともできるかも」と自然とアイデアが浮かんでくるはずです。ですので、ぜひたててもらった目標の背景をしっかりと深堀りするように意識してみてください。


言葉をそのまま受け取らず、着想を得よう

「タニモク」のワークショップでは、ときに他人がたてた目標や行動のスケールが大きすぎて、心から納得できないということもあるようです。こうしたときには、言葉をそのまま受け止めずに、着想を得ることに集中してください

ひとつ、事例を紹介します。
企業内で自主的に若手エンジニアに勉強会を開いていた主人公が、「タニモク」で「学校をつくる」という目標の提案をいただいたそうです。
学校をつくるというのは突拍子もない提案で、「よし、やろう!」という気持ちにはならなかったとのこと。
しかし、提案から着想を得て「企業内寺子屋をつくる」という目標をたて、宣言しました。実際に、若手エンジニアとコミュニケーションをとるコミュニティをつくり、グループSNSも運営。寺子屋に参加するエンジニアたちの起案が通り、事業やサービスが形に。寺子屋が社内で話題となり、企業内で正式な組織として立ち上がったそうです。

「学校をつくる」という言葉をそのまま受け取らず、自分自身の環境に合わせて目標をたて、できることから始めたことで、「タニモク」らしい目標の実現につながっていきました。

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いかがだったでしょうか。他人から受け取った目標を「納得できないものだった」と否定せず、ぜひ新たな着想を思い浮かべて、「タニモク」でもらった目標や行動を活かしてください。


「タニモク」についてもっと知りたいと感じた方は、公式ホームページもご覧ください。
定期的に専任のファシリテーターが実施する「タニモク」を開催しているため、興味をもった方はぜひ体験してみてくださいね。

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