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リモートワークだからこそ!一人ひとりの伸びしろを引き出そう

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
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こんにちは!「タニモク」編集部です。
働き方改革の推進や新型コロナウイルスの影響で、「リモートワーク」が普及してきました。その一方で、コミュニケーションや評価の課題が浮き彫りになっています。
このコラムをご覧いただいている方の中には、チームのメンバーとどのようなコミュニケーションをとったらよいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はリモートワーク下だからこそ気をつけたい、コミュニケーションのポイントについてお話ししたいと思います。コミュニケーションの方法に悩んでいる方、組織を活性化させたいと考えている方の参考になると嬉しいです。

リモートワークの課題点と組織内の工夫

現在、3割近い企業がリモートワークを実施しているそうです。
「チーム全員が完全にリモートワーク勤務」「基本的には在宅で勤務し、週に1度オフィスに出社する」という働き方も珍しくない世の中になってきましたね。

その一方で、物理的な接点が減ることによってチーム間やチームをまたいだコミュニケーションの機会が減少し、タスクベースの作業になりがちに…。コラボレーションが生まれにくい、大きな企画が動かないといった課題点が浮き彫りになっています。
今後のチーム活動や組織活動に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

マネージャーなど管理を担当される方は、メンバー間の会話の機会を増やそうと毎月ミーティングを開いて状況共有や方針説明をしたり、1人ひとりの状況把握のために1on1などの機会を設けたりして、さまざまな工夫をされていることと思います。

しかし、このような「定例ミーティング」や「1on1ミーティング」には、落とし穴が隠れていることにも注意が必要です。


「定例ミーティング」や「1on1ミーティング」の落とし穴

個々のモチベーションやパフォーマンスを向上したり、チームの一体感醸成したりするためのこれらの取り組み。

個人・またはチームの状況把握や管理のために、わかりやすいのは「数字」です。
数字で目標を管理して達成状況や履歴を見ながら「どこまでできている?」「○○さんは▲▲ができていないね」「ここをもっと改善すべきだね」といったコミュニケーションが増えていないでしょうか。

目に見えてわかる数字やタスクをベースにしたミーティングは、「やれていないこと」「できていないこと」などネガティブなところに目がいきがちです。
もちろん、改善すれば状況がよくなると見込んだうえでそのようなコミュニケーションが多くなるのですが、常に改善を求められる否定的な意見ばかりでは、モチベーションの向上にはつながりません。

人は、「いいね」と言われたり、自分の行動を認められたりする方が、可能性や力、伸びしろを引き出すことができます。
そんなポジティブなコミュニケーションを行う方法の1つとして、「タニモク」がお役に立てるかもしれません。


「タニモク」はポジティブな要素が詰まったワークショップ

「タニモク」は自分の状況を説明したうえで、他人に目標や行動の選択肢を考えてもらうワークショップです。
他の人は主人公(目標をたててもらう人)の話に真摯に向き合い、真剣に目標を考えてくれます。「私が○○さんだったら~~」の枕詞から始まる目標やアクションの提案には否定やネガティブな要素がなく、主人公の伸びしろを引き出す要素が詰まっています。
そうすると、ワークショップ後に「やってみよう」という気持ちが生まれやすいんです。

先ほどのコミュニケーションを「客観的かつ否定的なフィードバック」とするならば、「客観的かつ肯定的なフィードバック」を行うのが「タニモク」。

そうして生まれた「やりたい」「やってみよう」という気持ちは、一人ひとりのオーナーシップも引き出します。
肯定的な意見がチーム内、組織内に増えていくと、全体の活力にもつながるのではないでしょうか。

リモートワーク下ではついできていないことに焦点をあててしまいがちですが、それよりも、その人が持つポテンシャルや考えている課題観から生まれた「こういうことをやってみたい」という発想を引き出すコミュニケーションをどう増やすのかが、組織全体のパフォーマンスを上げる鍵ではないかと思います。

実際に「タニモク」に参加された方から、「うっすら考えていたことを行動にうつしてみようと思えた」「自分の目標を応援してくれる仲間ができて嬉しい」とのお話を伺うことも多いです。

私たちは、そのような方が1人でも増えていただけたらと考えています。「タニモク」で、社員や組織を元気にするお手伝いをさせていただけたら嬉しいです。


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