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「タニモク」オフラインイベント開催しました!

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
イベント ▶マニュアル ▶目次 ▶活用事例

こんにちは!「タニモク」編集部です。2024年1月23日(火)、11月に引き続き、オフラインでの「タニモク」イベントを開催しました。そこで今回は、オンラインとは違った魅力のある、対面での「タニモク」をレポートいたします。


<イベント概要>

日時:2024年1月23日(火) 19:00~21:00
場所:パーソルキャリア大手町オフィス
参加人数:20名
ファシリテーター:
プロジェクトリーダー 兼 「タニモク」開発者 三石 原士

■「タニモク」開始前の会場

会場前にはファシリテーター三石の手書き看板を設置しお出迎え!

開始15分前から、参加者が続々と集まってきました。三石から「ぜひ今の時間に名刺交換や自己紹介など、自由に交流してくださいね!」と案内をすると、始まる前から和気あいあいと話す様子が見られました。

今回の参加者は「タニモク」を経験したことがある人も4~5名ほどいて、参加理由はさまざま。

「前にたてた目標を達成して、何をしたらよいか迷っていたので」
「オフラインの「タニモク」を体験してみたかったので」
「学生ですが、社会人の方の目標に興味があったので」

など、目標を考えたいという人だけでなく、自分の視野を広げたいという人も。そんな期待が膨らむ中、「タニモク」を開始しました!


■「タニモク」の概要と本日の目的

まず三石から、「タニモク」の概要を説明したあと、本日の目的を話しました。

<「タニモク」とは?>
4人、または3人1組で、他人に目標をたててもらうワークショップです。

<なぜ他人に目標をたててもらうの?>
その理由は大きく2つ。
1つは他の人の頭を借りられるから。自分一人で行う、「内省」や「自己分析」には限界があり、同じ解決方法になってしまうことも。しかし、いろんな人の経験や考え方を取り入れることで、解決方法に選択肢が生まれます。

もう1つは冒険的なマインドセットを得られるからです。人は自分のことになると慎重になってしまい、リスクがない方法を考えてしまうことで同じ思考に陥ってしまうことも。面白いことに他人のことになると冒険的にそして楽しみながら考えられるのです。

<今回のワークショップの目的>
1年の目標の切り口を得る。
「はたらく」の視野を広げる。
この2つを念頭に置いて、実際の「タニモク」ワークショップを開始しました。

■まずはグループ決め!

今回は3人1組で行うので、そのグループを作ります。グループはだれと組んでも構いません。しかし、「なるべく」大事にすることが2つあります。それは、

・年齢が違う人と組む
・今まで話したことがない人と組む

という2つ。その理由は、前述した「違った視点」が必要となるからです。年齢が違うとその世代だからこそ考えられることがあります。また、自分のことを知らないからこそ、自由な意見が出て、適度に「無責任」になれるからです。

▲参加者の皆さんが挨拶しあって、決めていきます。

グループは2分程度でさっと決まり、3人×6グループ、2人×1グループができました(2人のグループにはファシリテーターの三石が入り、3人でのワークショップになるように調整)。そこから自己紹介タイム。1人1分で「名前」「仕事」「参加動機」をシェアしあいます。

■「タニモク」の手順とは?具体的な方法を説明!

①「今の状況」を絵で描く(3分) ※個人ワーク

今、「充実していること」または「もやもやしていること」をA4の紙にペンで描きだします。
「え?絵を描くの苦手なんだけど…」と思う人もいますよね。この絵はこれから行うワークショップで「話をする」「質問を受ける」ためのきっかけづくり。だから、絵の上手い下手は全然関係ありません。三石からも「過去、「タニモク」を受けた方で描けなかった人はいません!」というコメントもあってか、皆さん一斉に描き始めました。

▲絵を描くときの注意事項と実際に絵を描く参加者

②セッションを開始(各25分) 

絵を描きおわったら、3人の中で1人、話をする主人公を決めます。1回のセッションはこの主人公を中心に約25分間、話を進めます。これを人数分、3セッション行います。

<1>主人公が「今の状況の絵」を元に、簡単に説明する(3分)

主人公は自分が書いた絵をもって、「自分の状況は●●です」「こんな悩みがあります」など、自分の現状について絵を指しながら説明します。

<2>主人公以外の2人が質問をする(9分)
聞き手だった2人が、主人公の話や絵に質問をたくさんします。このとき大切なのは「聞き手」が自分の話をしないこと。経験豊富な方もいるので、つい自分の話をしたくなりますが、ここは「主人公」の時間!主人公への理解が深まる質問を矢継ぎ早に投げかけます。
この質問は基本的に何でも構いません。具体的に「何を質問したらいいの?」と迷う方もいるので、下記の様な質問を例として出しています。

つまり、主人公のキャリアや考え方をより深く理解できるような質問が大事といえます。今回の参加者からはこんな質問が投げかけられていました。

「なぜ、●●さんは、そう感じるのですか?」
「周りで協力してくれる方はいるのですか?」
「どこに面白さを感じていましたか?」
「自分では何が心にひっかかっていますか?」

▲質問者はノートやA4の紙にたくさんメモをしています。

どんどんと投げかけられる質問に、主人公も自分の言葉で表現し、答えていきます。質問者はその答えをメモし、手元に残していました。

<2>先ほどの質問者2人が「主人公の理想の姿、目標」を考える(3分)
質問の答えをもとに、質問者2人が「主人公の1年後の目標、そして目標を実現するための行動」を考えます。
三石からは「目標は、主観で、大胆に、無責任にたててください。選ぶのは主人公なので、無責任にたててください。でも一つだけ、ルールがあります。自分が絶対やらないことを書かないようにしてください」と説明がありました。

▲目標作成のイメージ。主人公の目標をもくもくと書いていきます。

この時間、主人公は休憩。同じテーブルにいると緊張する人もいるので、別の場所に移動していただきました。

▲「主人公」の人は、自分のテーブルから離れて休憩。

<4>他の人2人が「主人公」に向けて自分が書いた目標をプレゼン(2人で10分)
先ほど、<2>で書いた目標を主人公に向けて話します。

2人のプレゼンが終わったら、今度は「主人公」がたててもらった目標に対して質問をする時間です。

「●●をもう少し具体的にいうと?」
「この行動が必要な理由は?」
「なぜそう思うのですか?」

など、主人公からの質問が飛び交います。10分はあっという間で「もっと聞きたかった~」という「主人公」の声も聞かれました。最後に、目標が書かれたシートは「主人公」にプレゼントして一回のセッションが終了します。この<1>~<2>を人数分繰り返します。

③自分の目標を書く(3分) ※個人ワーク

全員のセッションを終えたら、最後のワークに移ります。再び個人の作業になり、先ほど他の人からもらった目標を元に、1年後の目標と「今すぐ」「1カ月後」「半年後」を分けて書いていきます。

この最後の自分の目標だての際、三石からは次のように話がありました。
「たててもらった目標を全て受け入れる必要はありません。今回目標として提示されたものが『違うな』と思ったら、それは『選択肢から外れる』と分かります。それが次につながります」
「はたらく」を選ぶのは自分なので、自分の心に素直に従って、もらうことが大事といえます。

■「タニモク」後の感想

終わったあと、参加者に感想を直撃してみました!

「今日は殻を破れたな、という感覚があります。自分でも知らないうちに『これはできない』って決めつけていたと気づきました」
「自分の職場で相談したくても、『転職』などは言いにくい。でも自分の可能性を狭めずに話せたのが良かったです」
「普段の生活で、なかなか交流できない人の視点から、いろんな選択肢をもらえました」
「進めていくうちに、自分の心の中を言語化できて、整理されていきました」

など、自分ではない視点からの選択肢、発見を得た方が多くいました。

■まとめ

今回、目標を書き終わったあともしばらく話し続けるグループもあり、名刺交換や連絡先の交換をしている人の姿も見られました。今回ファシリを務めた三石からは『対面の「タニモク」は熱量が伝わりやすい。オンラインとの違いをぜひ体験いただきたいですね』との感想がありました。次回のオフライン「タニモク」の際には、ぜひご参加ください!

「タニモク」についてもっと知りたいと感じた方は、公式ホームページもご覧ください。
定期的に専任のファシリテーターが実施する「タニモク」を開催しているため、興味をもった方はぜひ体験してみてくださいね。


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