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「自分が変わる」ではなく「環境を変える」という発想の大切さ

こんにちは!「タニモク」編集部です。

皆さんの得意なこと、苦手なことは、何ですか?
そして、いまの環境で自分の強みを活かすことはできていますか?

どんな人にも活躍できる場所や環境があります。
今回は、「自分が活躍できる場所を考えてみよう」というお話をしたいと思います。

前提条件を変えると、活躍する人も変わる

例として、子どもたちのサッカーについて考えてみます。サッカーの上手な条件って何でしょうか??
足が速い、ボールのコントロール力がある、体格が大きい…
通常のゲームではそうかもしれません。
では、「走ってはいけない」「ボールは利き足とは逆の足で蹴らなくてはいけない」「しりとりをしながらゲームする」などの条件が加わるとどうなるか。
両足を器用に扱える子がゴールを決めるかもしれないし、頭の回転の速い子がいいパスを回すかもしれません。
別の視点から見ると、足が遅くフォワードとしては活躍できなかったとしても、瞬発力や体幹があれば鉄壁のゴールキーパーになれる可能性だってあります。
条件や環境次第で、活躍できる子どもって変わるんですよね。

プロのサッカー選手でさえ、環境が変わると活躍できないこともあります。例えば、海外で日本との気温差になかなか対応できないとか、チーム監督の方針が自分のプレースタイルにあっていないとか。

自分が活かされている・発揮できていると感じられると意欲やパフォーマンスが向上するし、反対に、自分の強みが活かされない・発揮できない環境にいると苦しいと感じます。
そうした時、自分が変わろうとするのも1つの手ではありますが、環境を変え、活かされるところに自分が行くというのも1つの方法です。


その人の特性を活かす「ダイバーシティ」の考え方

これまでお話したことは、「ダイバーシティ」の考え方そのものです。
ダイバーシティは、直訳すると「多様性」という意味。性別や人種、学歴など、多様性を活かしてさまざまな人に社会で活躍してもらおうという考え方です。

ダイバーシティの中でも例えば「ニューロ・ダイバーシティ」は脳や神経構造の違いを個性として捉えようという考えで、ASD(自閉症スペクトラム)やADHD(注意欠陥多動性障がい)といった発達障がいの方を含め、多様な人材とその人の強みを組織の中で活かしていこうとする取り組みです。

これまではオフィスへの出社が前提とされ、一般にいう"健常者"が組織の雇用条件・活躍条件だと考えられていました。それが、どこででも仕事ができるという時代・環境になってきたために、特にバーチャルの世界では、身体能力よりもその人のクリエイティビティや固有の個性、経験スキルが重視されるようになりました。「ニューロ・ダイバーシティ」を意識することは組織の創造性を育むうえで更なる突破口になり得ると考えられているんです。

環境に人が合わせるのではなく、たくさんある活躍の場を自分の特性に合わせて選択することでパフォーマンスを最大限に発揮するーー。能力や強みを活かすというところにフォーカスするというのが時代の大きな流れになりつつあります。



自分が活躍できる環境を考えよう

つまるところ、人のパフォーマンスは人の能力や経験だけでなく、前提条件や環境に大きく左右され、個々人の努力だけではどうにもならないことが多いです。

「事務作業は時間がかかるけれど、企画やアイデアは短時間でどんどん提案できる」
「文章をまとめることは苦手だけれど、デザイン力に長けている」
など、人にはそれぞれ得意・不得意とすることがあります。
また、昨今は働き方の選択肢が増え、活躍の場も広がっています。

今いる環境でパフォーマンスが上がっていないのであれば、まずは今の環境や条件が自分にあっているのか考えてみることも大切です。そして、そこに改善の余地があるのであれば、いかに自分の強みを発揮できるかというところに重点を置き、自分が輝ける環境を自分自身で選択していくのも1つの方法ではないでしょうか。


「タニモク」は、利害関係のない3~4人が1グループとなりお互いの目標をたて合うワークショップ。他人の視点を得ることで、これまでとは違った自分の強み・自分の活かし方を発見できるかもしれません。ぜひ、ご利用いただけると嬉しいです。

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