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「タニモク」×「モクサポ」心理的安全性AWARDのSILVER RINGを受賞

こんにちは!「タニモク」編集部です。
パーソルキャリア株式会社の「タニモク」と目標支援コミュニティ「モクサポ」の取り組みが、2022年5月に開催された「心理的安全性AWARD2022」のSILVER RING賞を受賞しました。今回はエントリーした背景や受賞を受けての想いについて、「タニモク」プロジェクトリーダーの三石原士と「モクサポ」コミュニティディレクターの小松由に伺ったお話をご紹介します。


心理的安全性AWARDとは

心理的安全性AWARDは、株式会社ZENTechが開催する心理的安全で効果的なチーム・組織づくりへの取り組みを広く募集し、表彰し讃える祭典で、2022年より開催されました。株式会社ZENTechは、多様なチームや組織の心理的安全性づくりをサポートする過程で、一人ひとりのリーダーシップや勇気のある決断が周囲に大きな影響を与える実例を見てきたそうです。心理的安全性AWARDには、チームや組織づくりに悩む方の参考になるような取り組みを集め、社会へ還元したいという想いが込められています。

・応募期間:2022年2月10日(木)~3月15日(火)
・募集内容:心理的安全で効果的なチーム・組織づくりへの取り組みの実践事例
・審査方法:一次審査(書類)、二次審査(個別ヒアリング)、最終審査(動画)


エントリーをした背景

ーワークショップの「タニモク」と目標支援コミュニティ「モクサポ」による社員メンタリング・ネットワークの取り組みが、「心理的安全性AWARD2022」のSILVER RING賞を受賞したとのことで、おめでとうございます!最初にエントリーしたきっかけを教えてください。

三石:ありがとうございます!まずは今回の取り組み内容を紹介しますね。2020年以降にコロナ禍によってリモートワークが浸透し、社員同士の関係性の希薄化とそれに伴う社員のモチベーション低下の問題がありました。そこで、他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」と目標をたてあった仲間で目標の相互フォローを行うコミュニティ「モクサポ」を立ち上げ、社員同士のメンタリング・ネットワークで組織を活性化するというプロジェクトを1年強続けてきました。エントリーした動機はもちろん世の中の人に「タニモク」をもっと知ってもらいたいという気持ちもあったんですが、「タニモク」プロジェクトメンバーにお返しがしたいという想いがありました。「タニモク」プロジェクトは社員の有志メンバーで運営しています。メンバーの全員がボランティアワークです。そのため、プロジェクトに携わるメンバーに『「タニモク」とモクサポに関わってきてよかった』と思える体験をしてほしいと思っていたんです。そんな中で「心理的安全性AWARD」を知り、内容を確認すると「心理的安全性を高めたチーム」と「その成果」に対して表彰するとあり、我々のプロジェクトのためにあるような祭典だと感じ、エントリーの準備を進めました。

ー最初は書類審査ですが、エントリーシートを作成するときに意識したことはありますか?

三石:心理的安全性は、「ゆるく」「みんな仲良く」だと誤解されやすい言葉です。本来は、ゴールに向かって話し合い、それぞれの強みを発揮し、パフォーマンスを出すための土壌づくりだと思っています。また、自分がやりたいからアクションを起こすオーナーシップでやるのか、上司にやれと言われて受け身で実行するのかでは同じ施策でも結果は全然違うんです。「タニモク」×「モクサポ」プロジェクトでは、有志メンバーで集まっているとはいえ、きちんと状態目標となるゴールを決め、サーベイをとって効果検証も行っていることを伝えていました。

小松:三次審査用に作成した動画は、2人で始めたプロジェクトに有志のメンバーが集まって、どのような変化を遂げたかという内容にしました。有志メンバーの4人に自身の想いや行動のビフォーアフターをインタビューしたんですが、みんなが自分のストーリーとして「挑戦因子があがった」「新しいチャレンジができた」など語ってくれたことが嬉しかったですね!


受賞が決まった時の想い

ーSILVER RING賞の受賞が決まった時の想いを教えてください。

三石:すごく良かったな、というのが率直な想いです。「タニモク」も「モクサポ」も、長い期間実施してやっと効果が出るものなので、信じてやり続けることが大事だと思いました。心理的安全性の専門家や大学の先生方からプロセスを含めて評価していただき、お墨付きをもらえたことが嬉しいですね。

小松:来月、「モクサポ」メンバーの企画運営をしている10名ほどの仲間と次のチャレンジを決める合宿をする予定です。そこで、喜びを分かちあうことが楽しみです。


授賞式の様子

ー授賞式当日は、三石さんと小松さんのお二人で登壇されたと伺いました。式典の様子を教えてください。

三石:心理的安全性を高めたチームが対象となるので、本当はプロジェクトチーム全員で壇上にあがりたかったですね。声掛けはしたんですが他のメンバーは都合があわず、2人だけで出席しました。あとなぜ、全員で壇上にあがりたかったかでいうと、メンバーにとっての貴重な体験になるから。一度壇上に立った経験があると、次もまた立ちたいという気持ちが芽生えると思ってるんです。成長の意欲につながる体験ができたので、「タニモク」のプロジェクトメンバーにも味わってほしかったなと思っています。

小松:式典では受賞したたくさんのステキな事例を聞かせてもらいました。みんな同じように悩んでいるんですが、一歩踏み出して、諦めずに取り組み続けて成果につなげるストーリーでした。自分にとっても大きな学びになりましたね。個人的に話してみたかった方の講演を聞けたことや、直接話せたことも嬉しかったです。


今後の展望

ー審査員からのコメントを受け、今後はどのような展望を考えていますか?
審査員からのコメント
このプロジェクトは、3〜4人一組で他人の目標をたてる「タニモク」と目標をサポートする「モクサポ」を通じて、自分ひとりの頭では思いつかない目標を実現していこうという試みです。
自分自身の考えに固執せず、多様な考えを受け入れて成果を出すという実感を伴った従業員体験ができることは、心理的安全性の新奇歓迎」因子を大きく向上させると感じました。
ワークショップを属人化させるのではなく、誰でも取り組める動画と台本にまで落とし、仕組み化した点や、実際に参加者が成果を挙げ始めた点、二人から始まったプロジェクトがアスリートや教育機関など、業界を超えて広まっている点も高い評価を得ました。

三石:今回は「新奇歓迎」の部分を特に評価していただきました。「新奇歓迎」のベースになるのは、「話しやすさ」「助けあい」「挑戦」だと考えます。こうしたベースとなる土壌は「モクサポ」に限らず、学校やスポーツ団体、どんな組織やチームでも大事だと思っているので、今後も「タニモク」と「モクサポ」の可能性をあらゆる領域に拡げていきたいですね。

小松:株式会社ZENTechの方から「来年もエントリーをお待ちしています」と言われたことが嬉しかったですね。ここからの1年も仲間と挑戦し続け、今度は違う切り口でエントリーをしたいです。我々が「タニモク」や「モクサポ」を世に広めていくことで、活用してくださった皆さんが受賞や表彰される世界観も素敵だなと思います。


これから仲間になる方へメッセージ

ー心理的安全性AWARDの受賞をきっかけに「タニモク」と「モクサポ」に興味をもった方も少なくないのではないでしょうか。また、元々興味はあったが体験するところまで踏み出せなかった方もいると思います。まだ「タニモク」と「モクサポ」の体験はないけれど興味があるという方たちに、一言お願いします。

小松:「タニモク」の良さって気軽に参加できるところだと思っています。キャッチーなネーミングなので印象に残りやすいと、心理的安全性AWARDでもお話がありました。「何か気になるな」「参加してみたい」という想いがあるのなら、1回体験してほしいですね。体験すると雰囲気がわかるので、一歩踏み出してぜひご参加ください。

三石:授賞式でもお話がありましたが、何事も楽しむってすごく大事なことですよね。これはこれからの自分のことを考えることを楽しむ「タニモク」にも言えることだと思っています。ただ、どんな状況においても楽しむためには仲間が必要で、仲間とは関係性が大事になってきます。苦しいことも乗り超えるポジティブストーリーに転換する場やきっかけ、変化していくプロセスを楽しむ場としていろいろな方に参加していただき、仲間づくりの場になってくれたら嬉しいです。


まとめ

心理的安全性AWARDへのエントリーの経緯や率直な想い、今後の展望などを伺いました。有志メンバーが本気で向き合い、取り組むことでより高い心理的安全性につながっているように感じました。今回の受賞レポートが、心理的安全性が高い状態のチームやコミュニティをつくりたい方の参考になれば嬉しく思います。

他人の考え方を借りて、自分の活かし方をみつけてもらうワークショップ「タニモク」では、年齢や肩書きを一旦脇に置き、フラットな関係で想いを伝えあうことを大切にしています。「タニモク」を活用した社内コミュニティ「モクサポ」プロジェクトの取り組みに興味のある方は、ぜひ自身のコミュニティでも「タニモク」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

「タニモク」についてもっと知りたいと感じた方は、公式ホームページもご覧ください。
定期的に専任のファシリテーターが実施する「タニモク」を開催しているため、興味をもった方はぜひ体験してみてくださいね。


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