見出し画像

言い訳で失っている価値を考える。自分の伸びしろに目を向けよう

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
イベント ▶マニュアル ▶目次 ▶活用事例

こんにちは!「タニモク」編集部です。
皆さんは、何かをやってみようと考えたとき、つい言い訳をつけて先延ばしにしてしまうことはありませんか?

言い訳をしてしまうのは、私たち人間の脳のメカニズムに理由があるようです。今回は、言い訳によって失う価値と行動を継続させるためのコツについてお伝えします。


言い訳をしてしまう理由「クリエイティブアボイダンス」

私たちは、何かと都合のよい理由を並べて言い訳をしがちです。

「来月までに2キロ痩せるのが目標だけど、今日は仕事を頑張ったから沢山お酒を飲んでもいいよね」
「今日の英語学習はやめておこう。これから友だちとの約束があり、時間がとれないから仕方ない」
「朝活すると決めたけれど、今月は仕事が忙しいので来月からにしよう」
「以前から起業したいと考えているけれど、まだ早い。能力が追いついていない気がする」

このように、チャレンジしようと決めたことややるべきことに対して、もっともらしい言い訳をしてしまうことはありませんか?誰でも一度は身に覚えがあるかもしれません。

何かをやるべきとわかっていても、言い訳をすることで、やらない自分を正当化しています。私たちはなぜ無意識に言い訳を思いつくのでしょうか?

言い訳をする理由は、「クリエイティブアボイダンス」という脳の仕組みにあるようです。クリエイティブアボイダンスとは、あることから逃げるために脳が創造的に働くという現象。日本語では「Creative=創造的な」「Avoidance=回避」と訳されることから、「創造的回避」と呼ばれることもあります。

私たち人間には、「現状維持のままなら、異例な事態が起こることもなく安全」「新しいことにチャレンジすると、異例の事態が起こる可能性が高く危険」という本能がもともと備えつけられているそうです。

クリエイティブアボイダンスは脳の重要な機能なのですが、自分が本当に在りたい姿に対しては、遠ざかるように働いてしまうマイナスの効果もあるようです。



言い訳によって失っている未来の価値を問いかける

では、どうすれば言い訳をして先延ばしにすることを防ぎ、行動に移せるようになるのでしょうか?

「タニモク」編集部は、言い訳によって失っている未来の価値を問いかけることを提案します。「失っている未来の価値を問いかける」とは、言い訳し、実行しないことで失っているものは何なのか?を考え、ひたすら書き出してみるということです。

例として、英語学習を取り上げてみましょう。

英語ができていれば、もっと世界を知ることができたかもしれない。
英語ができていれば、もっと視野を広げられたかもしれない。
英語ができていれば、もっと知識・経験が増えていたかもしれない。
英語ができていれば、もっと魅力的な人物になれたかもしれない。
英語ができていれば、もっと人の心を引きつける力のある人になれたかもしれない。
英語ができていれば、もっと可能性のある未来があったかもしれない。
英語ができていれば、もっと自信をもてたかもしれない。
英語ができていれば、もっと新しい機会に出会えたかもしれない。
英語ができていれば、もっと友人ができたかもしれない。
英語ができていれば、もっとバイタリティ溢れる人になれたかもしれない。
英語ができていれば、もっと上のキャリアを築けたかもしれない。

上記のように、やらないことで失う価値を書き出し続けます。すると、やらなかったことへの価値とやったときに得る価値をしっかりと天秤にかけて判断できるようになるんです。

実際に行っていただくとわかるかと思いますが、少し想像を膨らませて書き出してみるだけでも「言い訳することで失っている価値」が多いことがわかります。

言い訳をすることで得られるものは、今までと変わらない自分です。言い訳をせずに実行すれば、上記で書き出したような可能性を得られます。先延ばしにするかしないかの差は、とにかく大きいでしょう。



自分を活かす未来の可能性に注目しよう

言い訳はとても便利なもので、「今の状態を正当化すること」ができます。しかし、言い訳によって“未来の可能性”という大きな価値を失っていることを理解しなければなりません。

あなたがもし「やりたい」と思っているのにも関わらず、続かない、できていないということがある場合は、「◯◯ができていれば、もっと●●ができたかもしれない」という項目を思いつくままに書き出してみてはいかがでしょうか。

「言い訳によって失っている未来の価値」に目を向けてみるだけで、日々の取り組み方にも変化が生まれるはずです。行動することで得られる未来の可能性を言語化してみましょう。

「タニモク」編集部では、“自分の活かし方”や“自分の伸びしろ”への気づきにつながるようなnoteを配信しています。「在りたい姿へ近づきたいけれど、さまざまな理由でモヤモヤしてしまう」という方は、ぜひ気軽に読んでみてくださいね。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!