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ロボットの語源を知っていますか?仕事が自動化される未来で大切にしたいこと

「タニモク」は3~4人1組で目標をたてあうことで、自分の活かし方をみつけるワークショップです。
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こんにちは!「タニモク」編集部です。
近年、AI(人工知能)やロボットが目覚ましい発展を遂げています。その一方で、働く方にとっては、仕事が代替され、将来の雇用に対する不安もあるようです。

今回は仕事の自動化が進む未来における大切な観点をお話しします。そして、その場では「タニモク」がきっと活きるはずです。

仕事の機械化・自動化が進む現代の心配ごと

AIやロボットの進化によって、人の仕事が代替されてきています。身近なところでは、スーパーのセルフレジ、飲食店におけるタッチパネルでの受付や席案内などを頻繁に見かけるようになりました。
現状は必要な仕事として"人"がその立場を担っているものも、今後は自動化する可能性が高いと言えるでしょう。それに伴い、将来の雇用不安につながるとも言われています。

ただ、そのような話題の中で、気になることがあります。
それは、機械が人の仕事を代替することが、「奪う」「奪われる」とネガティブに表現されることです。果たして、本当にそうなのでしょうか。



ロボットの語源は「強制労働者」

機械に仕事を"奪われている"のか。
この疑問を解決する1つの切り口として、ロボットの語源を考えてみます。

「ロボット」という言葉は、チェコ語で「強制労働」を意味する「robota(ロボッタ)」と、スロバキア語で「労働者」という意味の「robotnik(ロボトニーク)」を掛け合わせた造語です。
つまり、ロボットとは、元々「強制労働をする労働者」を意味します。

語源を知ったうえでこれまでの文脈を考えると、「強制労働者に仕事を奪われる」という表現では、少し違和感を感じませんか?
ロボットは作業を「代わってくれる」存在であり、「奪われる」ではなく「代わってくれてありがとう」と思うべき存在ではないでしょうか。

もっとも労働が代替されることには、新しい環境や仕事に従事するための学びを、自主的に行わなければならないという「変化」が伴います。
この変化に対する不安や恐れから、現在の安定したポジションを「奪われる」というネガティブな表現につながるのも、よくわかります。


変化の多い時代で「自分だから」できること

では、こうした変化の多い時代を生きるためには、どのような観点が必要なのでしょうか。

機械化や自動化でロボットに仕事を代替してもらうと、"人にしか"、"自分にしか"できない、新しい仕事や役割・ポジションが生まれます。
セルフレジの導入で生まれた人員の余裕を、困っている人に場所を案内する役割につけることも可能ですし、受付や席案内にかけていた時間を料理の提供スピードの向上に役立てたり料理の説明に費やしたりすることもできます。

大切なのは、「自分の能力を活かして、仕事を生み出し続ける」ということです。
生まれる仕事に必要なスキルをいち早く取得して市場価値をつくれば自分の財産にもなりますし、「仕事を奪われる」ではなく「代わってくれてありがとう」とポジティブに捉えると、気持ちの余裕や新しい発想も生まれやすいと考えられます。

AIやロボットの台頭で仕事がなくなっていくと囁かれてはいますが、これからは、いかに仕事をロボットに任せ、人が新しい仕事をクリエイティブするのか。その中で、自分の能力や経験を活かしてどのようにポジションを築いていくかを考えていく時代になるのではないでしょうか。

そういった観点からしても、「タニモク」のワークショップは、新しい自分の活かし方や役割を見つけられる場所として非常に有効です。
さまざまなことが自動化される中での自分の活かし方が気になるという方は、定期的に「タニモク」を利用して、自分の新しいポジションを考えてみてはいかがでしょうか。



「タニモク」についてもっと知りたいと感じた方は、公式ホームページもご覧ください。
定期的に専任のファシリテーターが実施する「タニモク」を開催しているため、興味をもった方はぜひ体験してみてくださいね。

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